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【寺島しのぶ】 病み上がりで舞台完走目指す すれ違う母娘役で初共演の吉柳咲良を大絶賛

エンタメ
2025-03-14 16:24

寺島しのぶさん、吉柳咲良さんが、舞台「リンス・リピートーそして、再び繰り返すー」(4/17〜5/6紀伊國屋サザンシアター)の合同取材会に、白のセットアップで登場しました。
 


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2019年、現代に潜む家庭問題を扱い、オフ・ブロードウェイの話題をさらった本作。移民ながら弁護士としてキャリアを築き、仕事と家庭のはざまで葛藤する母親・ジョーン(寺島さん)と、摂食障害を患いながらも愛する家族と生きようとする娘・レイチェル(吉柳さん)との間で浮き彫りとなった、家族のすれ違いと苦悩を描いた作品です。

 




寺島さんは″ざっくり言って家族の話ですが、家族でも分かり合えないこともあれば、血がつながっていなくても分かり合える事もある。そうした「家族とは?」という事を客観的に観ている人に伝わればいいなと思いますし、どなたにも共感できる作品に仕上がっています″と見どころについて語りました。 
 




吉柳さんは“摂食障害がテーマではあるけど、それより彼女の家族の中での立ち回りであったり、家族の中で彼女が思ったことは何なのか?ということが重要なのかなと私は思いました”と語り、“家族であっても父や弟とのちょっとした関わり合いの違いだったり、家族でも気を遣えていたり、遣えていなかったりというところを楽しんでいただけたら”と語りました。
 




それぞれが演じる役との共感や相違部分について尋ねると、寺島さんは“私は娘がいないので、息子(眞秀くん)と母親の関係はまた別だと…だから私と母(富司純子さん)との関係を思い浮かべながら一番の参考にしました。私も母に憧れを持って「私もお母さんみたいに映画に出たい」というところから始まったので。”と振り返りました。そして、“ただ、その歯車がちょっとズレると、娘も思春期を迎えて自分の考えを持つと往々としてズレてくるのかなと思います。その細かいところを、この台本は面白く書いているので、この家(ジェーン家)を覗き見る感じで見ていただければ「あーそれ、うちと一緒!」みたいに共感できると思います”と語りました。


吉柳さんは“共感できる部分はすごくありました。台本読んだ時「家族なのに他人行儀だな」って感じるところも。血のつながりは関係なく、考え方が合わなかったり、理解し合えなかったり、押し付けになったり、自分本位になったりするというところも共感しました”と、役への思いを語り、“彼女自身の気質的な性格的なものや似ているなってことがほとんどだったので、捉えきれすぎちゃうところも怖いなと感じるくらいで、お芝居との境目がなくなるくらい、私は似ていると思う部分が多かったなと思いました”と共感していました。

 




そんな吉柳さんの印象について寺島さんは“すごく頭のいい子だなと。台本の読み込み方も、私こんなに読み込めていたかな?ってくらいすごく読み込めていて、私が彼女の年齢のころには考えられない”と絶賛し、吉柳さんは“ご本人を前に言うのは…”と緊張した面持ちを見せながら“凛としたイメージがすごくあって、気品があって佇まいも美しくて、緊張感がすごくありました。レイチェルが母親に抱く、自立した女性像みたいなものを感じて「あっ、お母さん。ジョーンだ」っていうのが第一印象からありました”と語りました。
 




また、家族との思い違いやすれ違いについて聞かれた吉柳さんは、“家族でなくてもあることだと、それが相手にとって本当にいいかどうかはやってみないと分からない。ただ家族という距離感が近すぎるがゆえに見えていなかったり、自分の理想や「こうなってほしい」っていう願いが先走っちゃったみたいなことはすごくあることだと思います”と考えを述べました。そして、“すごく細かい小さなことからすれ違っていたことも、大人になって(親と)フェアに話せるようになったことで「なるほど、そういうことだったんだ」 、「そういう風に受け取れば良かったんだ」 とか、今になって気づいたことは多かったですね”と、自身の過去を振り返り、“あの時は反抗期だったから気づけなかったことも、今思うとすごく私のことを考えてくれていたんだなって、後から気づいたことが多かったですね”と、仕事を通して感じた親への感謝を語りました。


寺島さんは“うちは一家で仕事(俳優業)をしているので、役者同士の集まりになっちゃっているところもあって。そこを通り越して「その通りにしなければいけない」みたいなのもあり、そのルールを違えると「何て事するんだ」というのは今でもあります”と顧みました。子を産み家族を持ったことで、少し距離も生まれ、より親への感謝も口にできるようになり、「母親って、こういう感じで私を育てたのかな?」っての、フッと見えたりしましたね”と語りました。
 



また長丁場の舞台に向け体力づくりについて吉柳さんは“体力はけっこう人以上に元々ある方なので、どちらかというと精神力をつけて臨みたい”と語りました。一方、寺島さんは“1年ぶりの舞台なので、どのぐらい消耗するのか探り探りで、ちょっと病み上がりというのもあるので完走できたらいいなと思っています”と語りました。寺島さんは1月中旬に「ラムゼイ・ハント症候群」を患い、人生初入院をしていたことを2月に自身のSNSで告白していましたが、この日は元気な様子で意気込みを語ってくれました。


【担当:芸能情報ステーション】


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