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万博「ペルー館」古代ナスカ文明のレア展示始まる “本物”の土器、儀式の楽器、金製の花飾りなど【展示一覧】

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2025-08-21 16:02
万博「ペルー館」古代ナスカ文明のレア展示始まる “本物”の土器、儀式の楽器、金製の花飾りなど【展示一覧】
大阪・関西万博 ペルー館 特別展『ナスカ 砂漠の秘密』
 大阪・関西万博(大阪・夢洲)のペルーパビリオンで、古代ナスカ文明の象徴世界を紹介する特別展『ナスカ 砂漠の秘密』が、15日から始まった。万博閉幕日の10月13日まで開催される。

【写真】本物…古代ナスカ文明の文化財が万博でお披露目

 リマ美術館(MALI)の協力のもと、すべて「本物」の貴重な文化財9点が、来日公開。精緻な装飾を施した土器、儀式に用いられた楽器、先祖の力と結びつく金製の鼻飾りなど、ペルー南部沿岸の砂漠で栄えたナスカ文化の遺物などがそろう。

 さらに、神話的祖先を再解釈した映像作品や、砂漠の風とアンタラ(土器製の儀式用パンフルート)や太鼓の音色を組み合わせた音響演出により、来場者が古代ナスカの儀礼空間を体感することができる。

 ナスカといえば、世界遺産「ナスカの地上絵」が広く知られているが、今回の特別展では、その背後に広がる自然観や信仰に光を当てる。

 ハチドリ、クモ、トカゲ、花などを描いた土器や壺、アンタラ(土器製の儀式用パンフルート)、神話的存在を象徴する造形はいずれも、水の循環や生命の再生を象徴するモチーフとして位置づけられ、単なる自然描写を超えて儀礼の中で神聖な力を呼び起こす存在だったとされる。考古学的資料と現代的な演出を組み合わせることで、ナスカ文化の世界観を伝える。

 リマ美術館(MALI)プレコロンビア美術学芸員のイサベル・コヤソス氏は「歴史的重要性を持つ貴重なナスカの文化財を、ペルー文化省の正式な許可を経て日本に届けることができました。この機会に、ペルー館で古代ナスカ文化の奥深い精神世界と芸術的表現に触れていただければ幸いです」と呼びかける。

■大阪・関西万博 ペルーパビリオン『ナスカ 砂漠の秘密』展
会期:2025年8月15日(金)~10月13日(月)
主催:ペルー貿易観光促進庁(PROMPERU)
協力:リマ美術館(MALI)

出展作品リスト リマ美術館(MALI)所蔵
1. アンタラ(土器製の儀式用パンフルート) ― 戦士(槍・投石器を持つ)の文様
2. 鉢(土器) ― 花と輪の文様
3. 壺(土器) ― 手と階段状三角形の文様
4. 鉢(土器) ― フラミンゴ(パリワナ)の文様
5. 壺(土器) ― 鳥と花(蜜を吸う鳥=ハチドリ)
6. 皿(土器) ― トカゲの文様
7. 壺(土器) ― 蛇・蛇に変化したネコ科動物・蜘蛛の文様
8. 壺(土器) ― 擬人化された神話的存在(ミト的アンソロポモルフォ)
9. 金製鼻飾り ― ネコ科の口ひげのモチーフ

ガストロノミー体験:
・試飲・試食: 会期中、月替わりで1日400食、3種類ずつペルー料理を無料で提供。その他にも午前にはペルー産コーヒーやチョコレートドリンク、夜にはピスコサワーなどを無料で提供。
※数に限りあり
事前の予告なしに変更となる場合あり

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