
■MLB日本開幕シリーズ カブス前日練習(17日、東京ドーム)
MLB日本開幕シリーズをあす18日に控えて、カブスナインが前日練習を行った。開幕投手の今永昇太(31)は軽めのメニュー、久しぶりとなる東京ドームのマウンドを確認していた。
ラフな白Tシャツ姿で長い髪を束ねず球場に入ってきた今永、ドジャース側のロッカーに行きそうになり、球団職員に確認していた。鈴木誠也(30)も球場入りすると、迷わずドジャース側のベンチへ、メディアが鈴木を呼び止めて、カブス側のロッカーを教え、鈴木は手を合わせてお礼していた。
練習前にグラウンドに姿を現した今永は東京ドームのマウンドをチェック。NPB時代は12試合に登板し、4勝3敗で防御率は2.88。
その後は入念にストレッチで体をほぐすと、投手陣が集まると、今永がスピーチ、笑顔を見せチームメイトを和ませていた。キャッチボールでも投球フォームを確認した。
開幕戦に向けては「健康で、明日が迎えられそうなので、そこの最初の責任というのは果たせそうですね」とリラックスムード。さらに1球目の球種を聞かれると「初球何を投げるかって言うのを教えるっていうのは、じゃんけんで“チョキを出すよ”って言ってるみたいなもんなんで」と笑顔で答えると、「1球目は言えないんですけども25球目ぐらいなら言えます」と、メディアの笑いを誘った。
マウンドの確認については「どのような仕様になってるのかちょっとわからなかったので、日本のマウンドの仕様になっているのか、MLBの仕様になってるのかっていうのを確認させてもらいました」と話し、「自分の重心をぶらさなければ、おそらくまっすぐキャッチャー方向に力が進むなというかそういうチェックをしてました」
大谷翔平(30)との対戦については「自分のベストな投球を心がけて、あとはそれを彼が打ったか打たなかったかがその2択だと思うんで、自分ができないことをやらないように」と語った。
メジャー開幕戦で史上初となる日本人投手同士の投げ合いとなるが「盛り上がりはすごく感じていますし、ただ僕がやることは、どんだけお客さんがたくさん入ろうとそうでない試合だとしても、やらなければいけない仕事っていうのは変わりはないので、そこを全うしていく」と力強く語り、山本由伸(26)については「彼はチームを鼓舞することができる投手。彼の投球でドジャース打線が勢いづくのは間違いないと思うので、そのときに自分が変わらない自分でやれるかっていうのがポイント」と口にした。
マウンド上でのメンタル面については「以前までは誰かが期待する自分にならなければいけないというふうに思っていた自分がいたんですけども、そうではなくてただ自分が人生を歩んでいる中に野球がある。人生を楽しむべきなんじゃないかと、自分のやりたいことをやることが一番なんじゃないかなと」考えを切り替えたという。
さらに「プレッシャーも感じていますし、逃げ出したいような気持ちもあるんですけども、(チームメイトの)スティールに相談したことがあるんですけども、聞いたら“心配するな100年後、誰も覚えてる奴はいない”というふうに言ってくれたので、でも100年間もし僕が生きてたら、これ覚えてるなと思いながら(笑)とにかくそういうふうに教わったメンタルも僕は大事かなと思います」とメジャーで戦った1年間で心も大きく成長していた。
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