
■インターハイ 近畿地区大会 女子1500m決勝(13日、たけびしスタジアム京都)
【一覧】9月13日開幕『東京2025世界陸上』日程&出場選手
女子1500m決勝で、久保凛(17、東大阪大敬愛高3年)が4分11秒07の大会新記録で優勝、見事大会2連覇を達成した。2006年に小林祐梨子(当時、須磨学園)がマークした4分14秒39を3秒以上上回り、19年ぶりの大会記録更新となった。
久保は今大会、800mと1500mの2種目にエントリー。7月下旬に広島で行われるインターハイ二冠へ向け、前日行われた1500mの予選で4分27秒66をマークし、組1着で決勝に進んだ。迎えた今日の女子1500m決勝。久保はスタートから飛び出し先頭に立つ。そのままトップでラスト1周に入った久保。後ろにピタリとついていた、立命館宇治の芦田和佳に抜かれ2位に下がる。それでもラスト100mで抜き返し1着でフィニッシュ、大会2連覇を達成した。
「ラストの250mからちょっと無理かなと気持ち的に思っていた部分もあったんですけど、たくさんの応援だったり、サポートをしてくれてる人がいる中で、絶対負けられないなっていう気持ちと。必ずチームに貢献したいっていう気持ちがあったので、ラストはしっかり出しきって勝ち切ることができたでの良かった」と、レース後に話した久保。最近はシニアの試合に出ることが多かったが、「同年代の選手と走るのは楽しさでもありますし、だからこそプライドがあるので、絶対負けられない気持ちがあるので、出場して勝ち切ることができて良かった」と、安堵の表情を見せた。
今季の久保は5月3日の静岡国際で、自らが持つ800mの日本記録(1分59秒93)に迫る2分00秒28の好タイムで優勝、東京2025世界陸上の開催国枠エントリー設定記録(2分00秒99)をクリア、初の世界陸上出場へ一歩前身した。11日の木南記念では2分02秒29の2着となり、悔しさからインタビューでは涙を浮かべた。31日に韓国で行われたアジア選手権女子800m。シニアの国際大会に初出場した久保は、2分00秒42をマークし銀メダルを獲得した。
明日の14日は、3連覇がかかる女子800m予選に臨む。
【女子1500m 結果】
1位 久保凛 4分11秒07
2位 芦田和佳 4分12秒48
3位 村井和果 4分18秒90
・エアコン「1℃下げる」OR「風量を強にする」どっちが節電?誤解の多いエアコン節約術【ひるおび】
・スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】
・「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】