
第108回全国高校野球選手権大会は10日、第6日目を迎え、甲子園でいきなり優勝候補同士が激突した。第2試合、事実上の決勝戦とも言われた注目の一戦、横浜-沖縄尚学が実現。最速157キロ右腕・織田翔希を擁する横浜が7-2で勝利し、世代ナンバーワン左腕・末吉良丞擁する昨夏の甲子園王者・沖縄尚学を破った。
高校BIG3の2人が甲子園のマウンドで投げ合ったその裏で、もう一人の高校BIG3、山梨学院・菰田陽生は、甲府市のグラウンドで汗を流していた。身長195センチ、体重100キロ。投げては最速152キロ、打っては高校通算39本塁打を誇る二刀流。大谷翔平に憧れる菰田は、今秋ドラフトの目玉として注目を集めている。
しかし、最後の夏は甲子園に届かなかった。山梨大会準決勝、帝京三との一戦はタイブレークにもつれ敗退。甲子園を目指した高校最後の夏が終わった。
その後は地元・千葉へ帰省し、心身をリフレッシュ。再びグラウンドに戻ると、キャッチボールやランニング、ウェイトトレーニングなど約2時間半にわたって体を動かした。「ずっと筋肉痛が続いているのが当たり前だったんですけど、今はそんなのはなくて、体が少し軽い感じがします」左手首の骨折も経験した菰田だが「やっとベンチ100キロ上がるようになりました」と笑顔。少しずつ、本来の状態を取り戻している。そんな中、同世代のライバル2人が甲子園で投げ合っていた。
菰田はその試合を見ずに練習に励んだ。「ほとんど甲子園自体見ていないので、見たら逆に悔しくなるので、あんまり見ないようにしています」甲子園を見ない。それは、諦めたからではない。「見ないで次に向けてっていうところで、練習をしています」視線の先にあるのは、次のステージだ。まず見据えるのは、9月のU18アジア選手権。U18日本代表入りだ。そして、その先にあるプロ野球。「U18に選んでいただければそれに向けてですし、それに選ばれなければ次のプロ野球というところが自分の目標でもあるので、そこに向けてっていうところです」。二刀流としての可能性も残す一方、本人の思いは「どっちもやれたらいいですけど、ピッチャーの方がやりたい気持ちは強いです。ピッチャーの方が好きっていう…」バッティングもピッチングも、足りない部分を伸ばしていく。
最後の夏、甲子園の舞台に立つことはできなかった。それでも、菰田にとって野球人生はまだ終わっていない。
それでも、菰田が小学校の頃から夢見てきたのは、プロ野球選手になること。「ずっと夢見ていた場所なので、小学校の頃から将来の夢でもあったので、まずは立てるような選手にもなれたっていうところも山梨学院高校だったからだと思うので、ドラフト会議で選ばれるためにもしっかりと練習をしていきたい」と改めて意気込みを口にした。
甲子園で投げ合った織田と末吉。その裏で、菰田陽生はすでに次の戦いへと動き始めている。
■菰田 陽生(こもだ はるき)2008年12月21日生まれ。195センチ、100キロ。右投げ右打ち。千葉県御宿町出身。御宿小学校(御宿少年野球クラブ、九十九里リトルリーグでプレー)〜御宿中学校(千葉西リトルシニア所属)~山梨学院高校。憧れは大谷翔平。自己最速152キロ、高校通算39HR
・「蚊の10倍」猛烈かゆみが襲う 水辺にいる“スケベ虫”に注意
・エアコン「1℃下げる」OR「風量を強にする」どっちが節電?「除湿」はいつ使う?賢いエアコンの使い方【ひるおび】
・【冒頭全文】イオン吉田昭夫社長「死亡した方が、なぜ1時間館内にいたか我々としては認識しておりません」会見で避難状況を説明
