名古屋市営バスで運転手の法定労働時間が守られているように見せかけるため、運行実績の改ざんが行われていたことが、JNNの取材で分かりました。
JNNが関係者から入手した名古屋市営バスの運行実績を記した文書には、「去年10月、渋滞で31分の遅れが出た」と書かれていますが、公開請求した同じ文書をみると二重線で消されています。
さらに別の日には「6.3キロの道のりを『6分』で走った」と記載されていますが、公開請求した文書では『19分』となっています。
これらの違いは何を意味しているのか…
名古屋市交通局 村上貴信 課長補佐
「不適切な勤務処理が2件ありました」
去年4月、バス運転手には翌日の出勤まで9時間の休息を取ることが義務付けられましたが、残業が発生し、十分な休息が取れなくなった際、残業を別の日に付け替え、労働時間が守られているように見せかけていたということです。
名古屋市営バスの運転手
「いまの市バスの運行は分かりやすく言うと乗務員の犠牲の上に成り立っている」
名古屋市の広沢市長は「市民の信頼を損ないかねない」と述べ、去年4月以降のすべての運行実績について調査を求める考えを示しました。
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