きのう岩手県沿岸部で発生した山林火災は、きょうも消火活動が行われています。鎮圧には至っておらず、2つの市の合わせて500人以上に避難指示が出されています。岩手県大船渡市末崎町から中継です。
2つの市にまたがった山林火災は、きのうに比べて煙は見えない状態になっています。
消防によりますと、きのう午後3時19分、陸前高田市小友町で住民から「隣でごみ焼きの火が燃え移っている」と通報がありました。山林に燃え移った火は西寄りの風にあおられ、大船渡市末崎町の方向に延焼しました。
きのうの地上からの消火活動で火の勢いは弱まっていますが、きょうも午前8時半ごろから自衛隊などのヘリ4機による空中からの消火活動が再開されました。
この火災で大船渡市と陸前高田市はきのう、住宅に延焼する可能性があるとして、合わせて233世帯546人に避難指示を出し、きのうは最大で39世帯76人が避難しました。
避難した人
「眠れはしなかったんですけど、とりあえず安全が確保されているのでほっとしています」
県のまとめによりますと、これまでに、この火災によるけが人や建物被害は確認されていません。2つの市には、今月18日から乾燥注意報が出されています。
現場では鎮圧に向けた消火活動が継続しています。
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