発生から4日目を迎えた岩手県大船渡市の山林火災は、今も延焼が続き、めまぐるしく変わる風向きが消火を困難にしています。現場から中継です。
今回の山林火災により、大船渡市ではきょう午前6時までにおよそ1400ヘクタールが焼失しました。背後に見えるのは焼失したエリアの西の端とみられる場所で、火の手は山の尾根を越え一時、赤崎町の中心部に迫りました。
先月26日に大船渡市で発生した山林火災は、風向きによって延焼する方向が目まぐるしく変わっています。
大船渡市消防本部によりますと、朝方は東よりの風で市内中心部の方向に煙が向かいました。
一方、昼前には西よりの風に向きを変え、三陸町甫嶺方面へと煙が押し寄せ、避難所となっている越喜来小学校には多くの人が避難してきました。なかには、避難指示の拡大で避難場所を移動せざるを得ない人もいました。
避難場所を移動した人
「(自宅から)避難してきていて、火が日に日に悪くなっているような状態で、そして今度はまた避難ですよね。不安に思っていました、毎晩毎晩」
避難指示が拡大している大船渡市ではその対象が1896世帯、4596人となっています。
午後4時前、大船渡市を含む岩手県の沿岸南部に出されていた強風注意報が解除されましたが、風向きやその強さによっては再びに勢いを増すこともあり、予断を許しません。
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