三菱UFJ銀行の貸金庫から客の金塊や現金が盗まれた事件で、窃盗の罪に問われている元行員の初公判が行われ、元行員は起訴内容を認めました。

【写真を見る】顧客の貸金庫から金塊を盗んだ罪に問われた三菱UFJ銀行元行員の初公判「全部認めさせていただきます」起訴内容を認める　東京地裁

三菱UFJ銀行の元支店長代理だった山崎由香理被告（46）は、勤務していた支店で顧客が貸金庫に預けていたあわせておよそ2億8800万円相当の金塊を盗んだ罪に問われています。

きょう東京地裁で行われた初公判で、裁判官から起訴内容について「全てを認めますか、争いはありますか」と問われると、山崎被告は、はっきりとした口調で「全部認めさせていただきます」と述べ、起訴内容を認めました。

検察側は冒頭陳述で「被告人は当時、貸金庫の管理責任者だった」とした上で、「FX取引で多額の損失が出たことから、立場を悪用し、貸金庫から現金や金を盗んだ」と指摘。

盗んだ金については「質入れをして換金した」としました。

また、検察側は山崎被告について、今後も追起訴を予定していると明らかにしました。

次回の裁判は来月19日に開かれる予定です。

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