国内
2026-09-03 07:50
イタリアの観光名所であるガッレリアで、スケボーに乗る犬が警察官に止められ、意外な展開を迎える動画がInstagramに投稿され、話題を呼んでいる。Satomi Asanoさん(@coda_satomimomi)が投稿したこの動画には44.1万いいねが集まり、「イタリア人の方の温かさに感激」といった声が寄せられた。スケボー犬・コーダとのイタリアでのエピソードや現在の活動について、Satomiさんに話を聞いた。
【写真】”スケボー犬”、イタリア警察に止められたその理由は?
――異国の地、イタリア・ミラノのガッレリアでコーダちゃんがスケボーをするに至った経緯を教えてください。
「(投稿動画の)コーダはスケボー犬として日本でもテレビに出たりすることもありました。イタリアへ行ったのは、ギネス世界記録を達成して欲しいと、イタリアの大きなテレビ局からオファーを貰い、招待してもらったためです。ドッグフレンドリーなミラノの街では犬はノーリードで飼い主と歩くのも普通の光景でした。そんな中スケボー犬としてオファーをもらって行ったのなら、イタリアの有名な場所で思い出を残そうと思い立ち、人の少ない早朝の時間帯にガッレリアへ行きました」
――警察官に止められた瞬間のヒヤッとしたお気持ちから一転、「動画を撮りたいからもう一回やって」と言われた時の率直なご感想や、その後の詳しいやり取りを教えてください。
「うれしい反応の方がほとんどでしたが、こちらを遠目から見ていた警備員のような人が目を合わせて近づいてきました。背中にはイタリア語で『警察』と書かれていたので、『えー?!まさか捕まる?!』と思い慌てていると、ついてくるように促されたので更に慌てました。テレビ局のオファーで行ったのに逮捕されたら番組にも穴を空けてしまう!と本当に焦りました。『大丈夫、大丈夫。こちらに来て』と言われたので、パスポートを見せるのかとヒヤヒヤしていたところ、彼らは自分のスマホをサッと出して『もう一回やって。ビデオ撮りたいから』と!
よく見るととてもイケメンな警察官の方で・・・今思えば、私たちがスケボーしやすいように人払いしてくれて、逆に周りの迷惑にならないようにとの配慮してくれたのかもしれません。
後日2026年の春にこの投稿の再生数が爆発した時、なんとイタリアのミラノの警察官ご本人からDMを貰いました。周りの人からあなたがビデオに出てるよと言われて、あの時はありがとう、すごくうれしかったと言われました。そして日本が大好きでいつか行ってみたいとも言ってくれました」
――イケメンな警察官にリクエストされて再度スケボーを披露した際、コーダちゃん自身はどのような様子で、また周囲のイタリアの方々はどのような反応を見せていたのか具体的にお聞かせください。
「コーダは自他共に認めるプロなので、警察官のリクエストだろうがテレビ局のオファーだろうが舞台に立とうが観客がいようが通常運行でスケボーができる犬なのです。ギャラリーがいればいる程ノリノリになります。
愛犬コーダがスケボーに乗っている姿に、ミラノの人たちはまるで目がハートになったかのようにニコニコと笑顔になって、喜んでくれて、全員がもれなくスマホを向けてきました。『アモーレ!』と口を揃えて言ってくれて、日本人の私にも一生懸命英語で質問をしてくれて友好的にしてくれるので、ノリが良くて優しくて素晴らしい国と人だと思いました」
――そもそもコーダちゃんが人混みを器用に避けながらスケボーに乗れるようになるまで、どのような練習やコミュニケーションを重ねてこられたのか、上達の経緯を教えてください。
「『犬のしつけ』について勘違いしていた飼い主のせいで、1歳くらいになる時にコーダを咬む犬にしてしまった経緯があります。コミュニケーションのため、コーダ専属のドッグトレーナーになるため、私はドッグトレーニングを学び、普通の会社員からドッグトレーナーになりました。 それからスケボーを教えるようになり、まっすぐスケボーに乗るだけのスケボー犬から、自分の思った方向に曲がったり、人間のスケートパークにあるセクションを滑ったりできる本当のスケーターになれるように教えてきました。その感覚を掴むために私自身もスケボーに乗るようになりました。そうして一緒にスケボーできるようになり、お互いの趣味になり楽しめるようになりました」
――今回の警察官とのやり取り以外にも、ミラノ滞在中に「イタリアは本当に犬に優しい社会だな」と投稿主様が深く実感した心温まるエピソードがあればぜひお聞かせください。
「世界一美しいスターバックスとして知られるミラノのスタバで、混んでいて行列だったのに優先的にテラス席に案内してくれた上、可愛い犬だねと声をかけてくれた人がいました。その方に、『どうして犬とミラノに来たの』と言われて事情を話し、今披露できることを話すと、『おーいみんな注目!この犬がスケボーのれるんだって!』のようにノリよく紹介してくれて。スタバの中も混んでる忙しいのにスタッフ総出でコーダをテラスまで見に来てくれて、観客の皆さんから大拍手をもらった事です。他にも、プラダでもディオールでもイルビゾンデでも犬が普通に店舗に入るの大歓迎だし、どの飲食店でも同行が当たり前なことです」
――スケボーを通じて国境を越えて人々を笑顔にしているコーダちゃんと共に、今後どのような場所を訪れ、ご家族でどんな思い出を作っていきたいか率直な思いを教えてください。
「実は投稿のコーダは残念ながら2025年9月9日に肺癌で亡くなりました。13歳でした。
ですが、コーダがスケボーを始めたことで私のドッグスクールでは日本で唯一のスケボー犬のトレーニングコースがあります。日本でもたくさんのスケボー犬を育て、輩出してきましたし、スケボー犬の協会を作り大会なども開催しています。コーダの意志を継いだ後輩スケボー犬たちもこれから羽ばたいて行ってくれることを期待しています。
また、2026年1月21日に2代目のイングリッシュコッカースパニエルの男の子、『コーダ』を迎えました。生後2ヶ月でスケボー犬になり、現在私のパートナードッグとしてすでに働いてくれています。今後は2代目コーダと、先代コーダの軌跡を辿りながらも新しいことに挑戦していきたいです」
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――異国の地、イタリア・ミラノのガッレリアでコーダちゃんがスケボーをするに至った経緯を教えてください。
「(投稿動画の)コーダはスケボー犬として日本でもテレビに出たりすることもありました。イタリアへ行ったのは、ギネス世界記録を達成して欲しいと、イタリアの大きなテレビ局からオファーを貰い、招待してもらったためです。ドッグフレンドリーなミラノの街では犬はノーリードで飼い主と歩くのも普通の光景でした。そんな中スケボー犬としてオファーをもらって行ったのなら、イタリアの有名な場所で思い出を残そうと思い立ち、人の少ない早朝の時間帯にガッレリアへ行きました」
――警察官に止められた瞬間のヒヤッとしたお気持ちから一転、「動画を撮りたいからもう一回やって」と言われた時の率直なご感想や、その後の詳しいやり取りを教えてください。
「うれしい反応の方がほとんどでしたが、こちらを遠目から見ていた警備員のような人が目を合わせて近づいてきました。背中にはイタリア語で『警察』と書かれていたので、『えー?!まさか捕まる?!』と思い慌てていると、ついてくるように促されたので更に慌てました。テレビ局のオファーで行ったのに逮捕されたら番組にも穴を空けてしまう!と本当に焦りました。『大丈夫、大丈夫。こちらに来て』と言われたので、パスポートを見せるのかとヒヤヒヤしていたところ、彼らは自分のスマホをサッと出して『もう一回やって。ビデオ撮りたいから』と!
よく見るととてもイケメンな警察官の方で・・・今思えば、私たちがスケボーしやすいように人払いしてくれて、逆に周りの迷惑にならないようにとの配慮してくれたのかもしれません。
後日2026年の春にこの投稿の再生数が爆発した時、なんとイタリアのミラノの警察官ご本人からDMを貰いました。周りの人からあなたがビデオに出てるよと言われて、あの時はありがとう、すごくうれしかったと言われました。そして日本が大好きでいつか行ってみたいとも言ってくれました」
――イケメンな警察官にリクエストされて再度スケボーを披露した際、コーダちゃん自身はどのような様子で、また周囲のイタリアの方々はどのような反応を見せていたのか具体的にお聞かせください。
「コーダは自他共に認めるプロなので、警察官のリクエストだろうがテレビ局のオファーだろうが舞台に立とうが観客がいようが通常運行でスケボーができる犬なのです。ギャラリーがいればいる程ノリノリになります。
愛犬コーダがスケボーに乗っている姿に、ミラノの人たちはまるで目がハートになったかのようにニコニコと笑顔になって、喜んでくれて、全員がもれなくスマホを向けてきました。『アモーレ!』と口を揃えて言ってくれて、日本人の私にも一生懸命英語で質問をしてくれて友好的にしてくれるので、ノリが良くて優しくて素晴らしい国と人だと思いました」
――そもそもコーダちゃんが人混みを器用に避けながらスケボーに乗れるようになるまで、どのような練習やコミュニケーションを重ねてこられたのか、上達の経緯を教えてください。
「『犬のしつけ』について勘違いしていた飼い主のせいで、1歳くらいになる時にコーダを咬む犬にしてしまった経緯があります。コミュニケーションのため、コーダ専属のドッグトレーナーになるため、私はドッグトレーニングを学び、普通の会社員からドッグトレーナーになりました。 それからスケボーを教えるようになり、まっすぐスケボーに乗るだけのスケボー犬から、自分の思った方向に曲がったり、人間のスケートパークにあるセクションを滑ったりできる本当のスケーターになれるように教えてきました。その感覚を掴むために私自身もスケボーに乗るようになりました。そうして一緒にスケボーできるようになり、お互いの趣味になり楽しめるようになりました」
――今回の警察官とのやり取り以外にも、ミラノ滞在中に「イタリアは本当に犬に優しい社会だな」と投稿主様が深く実感した心温まるエピソードがあればぜひお聞かせください。
「世界一美しいスターバックスとして知られるミラノのスタバで、混んでいて行列だったのに優先的にテラス席に案内してくれた上、可愛い犬だねと声をかけてくれた人がいました。その方に、『どうして犬とミラノに来たの』と言われて事情を話し、今披露できることを話すと、『おーいみんな注目!この犬がスケボーのれるんだって!』のようにノリよく紹介してくれて。スタバの中も混んでる忙しいのにスタッフ総出でコーダをテラスまで見に来てくれて、観客の皆さんから大拍手をもらった事です。他にも、プラダでもディオールでもイルビゾンデでも犬が普通に店舗に入るの大歓迎だし、どの飲食店でも同行が当たり前なことです」
――スケボーを通じて国境を越えて人々を笑顔にしているコーダちゃんと共に、今後どのような場所を訪れ、ご家族でどんな思い出を作っていきたいか率直な思いを教えてください。
「実は投稿のコーダは残念ながら2025年9月9日に肺癌で亡くなりました。13歳でした。
ですが、コーダがスケボーを始めたことで私のドッグスクールでは日本で唯一のスケボー犬のトレーニングコースがあります。日本でもたくさんのスケボー犬を育て、輩出してきましたし、スケボー犬の協会を作り大会なども開催しています。コーダの意志を継いだ後輩スケボー犬たちもこれから羽ばたいて行ってくれることを期待しています。
また、2026年1月21日に2代目のイングリッシュコッカースパニエルの男の子、『コーダ』を迎えました。生後2ヶ月でスケボー犬になり、現在私のパートナードッグとしてすでに働いてくれています。今後は2代目コーダと、先代コーダの軌跡を辿りながらも新しいことに挑戦していきたいです」
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