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漏えいした免許証などの個人情報「新しい個人情報ほど高く販売」ネット上の“闇市場”の最新動向をセキュリティ会社が分析【Nスタ解説】

国内
2026-11-03 23:20

漏洩した個人情報は「ダークウェブ」と呼ばれる秘匿性の高いインターネット空間で取引されています。


【写真で見る】日本の個人情報が売られている「ダークウェブ」


こうした“闇市場”では、新しい個人情報ほど高値で売られている傾向があることが、セキュリティ会社の最新の分析でわかりました。


「すごくショック…」流出被害者の尽きぬ不安 

タイムズカーを利用していた男性
「会社自体がもうちょっと情報漏洩に対してきっちりやってもらえれば、こんな便利なものはない」


カーシェアリングサービス「タイムズカー」を利用していた都内に住む会社員の男性。10月、タイムズカー側から「不正アクセスで個人情報が流出した」と連絡を受けました。


タイムズカーを利用していた男性
「『漏れました』とメールが来た時は、やっぱり漏れちゃったかみたいな。すごくショックでしたね」


タイムズカーを展開する「パーク24」によると、漏洩した個人情報は約660万件。運転免許証などの画像データ約146万件が外部に送信された痕跡が確認され、この被害者に対し、「お見舞いとして3000円相当を支払う」と発表しています。

男性は「免許証の画像の流出はない」と連絡を受けたといいますが、不安は尽きません。 


タイムズカーを利用していた男性
「(流出した情報が悪用され)なりすまされとか、そういったことをものすごく今も心配しています」


個人情報が「ダークウェブ」で売買か

国の個人情報保護委員会のまとめでは、不正アクセスによって漏洩した個人情報は2026年4月以降、のべ約2億6000万人分に上ります。


流出した個人情報はどこへ向かうのか。


サイバー攻撃に詳しい「三井物産セキュアディレクション」の福田美香さん。

秘匿性が高く、特殊なソフトなどを使ってアクセスする「ダークウェブ」にある“闇市場”で、「日本の個人情報が売られている」と話します。


三井物産セキュアディレクション 福田美香さん
「日本の免許証が売られていて、これは10ドル(約1580円)の価格がついていますね。日本のパスポート情報1.4ドルですね、本当に数百円レベルで売られている」


どんな個人情報が高く取引されているのか。闇市場の最新の動向が見えてきました。


新しい情報ほど高価に…「車+免許証+保険」のセット売りも

個人情報の流出が相次ぐなか、秘匿性の高いネット空間「ダークウェブ」にある“闇市場”で、日本の個人情報が売買されています。


三井物産セキュアディレクションの福田美香さんは10月、英語とロシア語、中国語の主な闇市場を調査。どのような日本の個人情報が取引されているのか、最新の動向を分析しました。


ある中国語の闇市場を見ると、日本の運転免許証の画像が1000件で122ドル(約19270円)と、1件あたり20円に満たない値段で売られていました。

一方で…


三井物産セキュアディレクション 福田美香さん
「マイナンバーのカードですね、新しめのもので、22件を66ドル(約1万420円)で売っています」


「新しいもの」と強調されたマイナンバーカードの画像は、1件あたり約470円と、先ほどの免許証と比べて20倍以上の値がついていました。


三井物産セキュアディレクション 福田美香さん
「新鮮な情報ほど他で悪用しやすい、まだ(流出に)気づかれていなくて(ハッカー集団が)別の攻撃に使いやすいなど、そういった危険性があるので、高く取引される可能性がある」


また、情報量が多いほど高値で取引されていて、車と免許証、そして自動車保険の画像の「セット」が、先ほどのマイナンバーカードと同じ程度の値段で売られていました。


ハッカー側が利用するダークウェブの掲示板には、「fresh japan stuff」と日本の「新しい個人情報」を求める書き込みが。
さらに、情報漏洩があった企業の名前をあげて、漏れた情報を求める投稿もありました。


三井物産セキュアディレクション 福田美香さん
「ハッカーたちもそれぞれ情報交換を活発化させていく、新たな攻撃につなげていくという可能性ももちろんある。それはこれから先の動きになる。かなり注意が必要な状況」


バラバラに漏れた情報がAIで一つに… 丸裸にされる“名寄せ”のリスク

出水麻衣キャスター:
三井物産セキュアディレクションの福田美香さんは「生成AIによる“名寄せ”の危険性」があると話します。


ある個人に関して、A社からは氏名・住所が、B社からは電話番号が、C社からはメールアドレスが、D社からはクレジットカード番号が漏れたとします。

その複数の会社から漏れた個人情報を生成AIがつなぎ合わせ、人物を“丸裸”にしてしまう可能性もあるといいます。


井上貴博キャスター:
ハッカー側の手口を知ることで備えていくことが重要になりますね。


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