
終戦から80年となった15日、台湾の頼清徳総統がSNSで第二次世界大戦に触れ、「侵略すれば必ず負ける」と投稿したうえで、台湾に対して圧力を強める中国をけん制しました。
台湾の頼清徳総統は15日、終戦から80年を迎えるのにあわせてSNSに投稿しました。
その中で「第二次世界大戦が残した最も貴重な教訓は、団結は必ず勝利し、侵略は必ず敗北する」と主張。さらに、権威主義が再び集結しようとしているとして、「侵略を許さず、自由と民主を永遠に存続させなければならない」と強調し、圧力を強める中国をけん制しました。
これに対し、中国で台湾政策を管轄する国務院台湾事務弁公室の報道官は「第二次世界大戦の歴史を歪曲している」と非難する談話を発表しました。
報道官は談話で「中国人民が抗日戦争を戦ったという歴史を意図的に無視し、『民主主義対権威主義』という誤った物語を広めている」と指摘。そのうえで、「中国と台湾の同胞は歴史を忘れず、台湾独立と外部勢力の干渉に断固反対し、祖国統一と民族復興をともに追求することを望む」と頼政権をけん制しました。
中国共産党は、抗日戦争でいかに自分たちが重要な役割を果たしたかをアピールしていて、今回の談話も中国共産党の正統性を強調した形です。
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