
いよいよ今週、ノーベル賞授賞式が行われます。化学賞の受賞が決まった京都大学の北川進特別教授は現地で会見し、基礎研究への長期的な資金援助の必要性を訴えました。
週末、幕を開けたノーベルウィーク。授賞式が行われるスウェーデン・ストックホルムでは、プロジェクションマッピングのほか、街中に“光の芸術作品”が現れるなど様々なイベントが行われています。
記者
「生理学・医学賞をテーマにしたドレス、こちらです」
ノーベル博物館では、今年のノーベル賞をテーマにデザインされたドレスが展示されました。
日本からは化学賞に選ばれた京都大学の北川進特別教授と、生理学・医学賞に選ばれた大阪大学の坂口志文特別栄誉教授がすでに現地に到着していて、博物館のカフェの椅子の裏にサインをする恒例行事に参加。授賞式の関連イベントで大忙しです。
7日には北川特別教授が会見し、基礎研究への長期的な資金援助の必要性を訴えました。
ノーベル化学賞に選ばれた 北川進さん
「多くの人が言うように、基礎研究には長い時間がかかります。この基礎研究への資金援助には25年ほど見込む必要があります」
一方、坂口特別栄誉教授は記念講演を行い、会場の外には長い行列ができました。
ノーベル生理学・医学賞に選ばれた 坂口志文さん
「制御性T細胞の働きをコントロールすることで、自己免疫疾患やアレルギーなどの治療ができるようになります」
講演を聴いた人
「免疫学は間違いなく医療を変えるでしょうし、講演を聴き、学びたい気持ちが強くなりました」
注目の授賞式は日本時間11日未明に行われます。
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