台湾の内閣に相当する行政院の顧問に就任した自衛隊の岩崎茂元統合幕僚長に対し、中国外務省は入国禁止などの制裁を科しました。
中国外務省は15日、今年3月に台湾の行政院顧問に就任した自衛隊の岩崎茂元統合幕僚長に対し、中国への入国禁止や中国国内にある財産の凍結などの制裁を科すと発表しました。
理由について、「台湾独立分裂勢力と公然と結託し、中国の内政に干渉し、中国の主権と領土保全を著しく損なったため」としています。
この措置は、15日から発動するということです。
中国外務省 郭嘉昆 報道官
「台湾問題は中国の核心的利益のなかの核心であり、越えてはならないレッドラインだ」
中国外務省の郭嘉昆報道官は、15日の記者会見で、岩崎氏の行政院顧問就任について「断固として反対し、日本側に再三にわたって厳正な申し入れを行った」と主張。
今回、制裁を科した理由について「岩崎氏は悔い改めることをせず、むしろ一層悪化し、『台湾独立勢力』と結託して再三にわたって挑発した」としています。
高市総理の台湾有事をめぐる国会答弁に中国政府は反発を続けていて、今回の制裁の背景には台湾問題をめぐり、日本側にさらなる圧力をかける狙いがあるものとみられます。
・「インフルにかかる人・かからない人の違いは?」「医師はどう予防?」インフルエンザの疑問を専門家に聞く【ひるおび】
・【全文公開】“ラブホテル密会” 小川晶・前橋市長の謝罪会見【後編】「どちらからホテルに誘うことが多かった?」記者と小川晶市長の一問一答(9月24日夜)
・「あんな微罪で死ぬことはないだろう…」逮捕直前にホテルで命を絶った新井将敬 衆院議員「この場に帰って来れないかもしれないけども、最後の言葉に嘘はありませんから」【平成事件史の舞台裏(28)】
