アフリカのコンゴ民主共和国とウガンダで流行が確認されたエボラ出血熱についてWHO=世界保健機関は17日、「公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。
コンゴ民主共和国の東部イトゥリ州で流行が確認されたエボラ出血熱について、アフリカのCDC=疾病対策センターは15日時点で、感染が確認された人と感染が疑われる人があわせて300人以上にのぼり、このうち87人が死亡したと明らかにしています。
また、コンゴ民主共和国の保健相は16日、採取された検体からエボラ出血熱の「ブンディブギョ株」が検出されたと発表しました。
ロイター通信によりますと、隣国ウガンダでも首都カンパラでエボラ出血熱の感染例が確認され、14日にはコンゴ国籍の男性が死亡。ウガンダの保健省は、この男性からも「ブンディブギョ株」が確認されたと明らかにしています。
こうした事態を受け、WHOのテドロス事務局長は17日、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当すると宣言しました。一方で、「パンデミックの基準には達していない」としています。
「国境なき医師団」によりますと、「ブンディブギョ株」の致死率は25%から40%で、有効なワクチンや治療法は確立されていないということです。
コンゴではエボラ出血熱が度々流行していて、2018年から2020年にかけてはおよそ2300人が死亡しており、その際も「公衆衛生上の緊急事態」が宣言されています。
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