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【米中間選挙】異例の共和党大会 トランプ氏「勝てば5000ドル配当」約束 “なりふり構わぬ”選挙戦?【news23】

海外
2026-09-11 12:25

アメリカの大統領にとっての「通信簿」ともいわれる中間選挙まで2か月を切るなか、与党・共和党が異例の「党大会」を開催しました。トランプ大統領は、共和党が勝てば「大人1人あたり77万円を配る」と約束するなど、なりふり構わぬ選挙戦になっています。


【写真で見る】「誰もトイレに行かないでくれ」目立つ空席にトランプ氏が投げかけた言葉


中間選挙前に異例の党大会 共和党劣勢の指摘にトランプ氏の強い意向で開催 

トランプ大統領の演説ではお馴染みの曲を、歌手本人のリー・グリーンウッド氏が盛り上げます。そして、主役が登場すると歓声が。


トランプ大統領
「中間選挙前に開かれる、史上初の党大会にようこそ」


9日、テキサス州で行われた「共和党大会」。大統領選挙の年に開くのが通例ですが、初めて11月の中間選挙の前に開かれました。


今回の選挙では、上院の定数100議席のうち約3分の1と下院の435議席すべてが改選されます。


【アメリカ連邦議会】11月3日 中間選挙
上院定数 100→35席改選
〈内訳〉
 共和党 53
 無所属   2
 民主党 45

下院定数 435→すべて改選
〈内訳〉
 共和党 218
 無所属     1
 空席      2
 民主党 214


現在、共和党が上下両院で多数を占めていますが、劣勢とも指摘されていて、トランプ大統領の強い意向でこのタイミングでの開催となったのです。


支持率過去最低水準に…トランプ氏「勝てば77万円配る」

1時間50分近くに及んだ演説。会場には空席も目立ちます。すると...


トランプ大統領
「フェイクニュースのやり口がわかるか?あそこにいる男性を見てくれ。トイレに行くために席を立った。2分もすれば戻ってくるのに、彼がいない間に空席の写真を撮る。そしてこう言うんだ、『トランプはアリーナを満席にできなかった、ガラガラだ』。だから誰もトイレに行かないでくれ」


ただ、トランプ大統領の支持率はイランとの戦争や、止まらない物価高を背景に過去最低の水準となっています。


【アメリカ世論調査】Real Clear Politics 平均
▼第2次政権発足時
 支持する :50.2%
 支持しない:44.6%

▼最新
 支持する :39.6%
 支持しない:57.1%


そこでこんな公約を。


トランプ大統領
「共和党が勝利すれば、あなたたちもともに勝利し、5000ドルを受け取る。『トランプ配当』と呼ばれることになるだろう」


上下両院で共和党が多数派を維持すれば、成人の国民1人あたり5000ドル=約77万円の「トランプ配当」を出すというのです。


ただ、財源の裏付けも明らかではなく、詳細な仕組みも説明しませんでした。


政権運営で行き詰まっている中での党大会…“求心力”には欠ける? 

小川彩佳キャスター:
異例の党大会ですが、熱気はどうでしたか?


ワシントン支局長 涌井文晶:
現地時間9日の夜、初日はやはり支持者が集まっているということもあり、それなりの盛り上がりがありました。しかし、2年前の大統領選挙前の共和党大会と比べると、熱気が欠けたかなというのが感想です。

2年前の大統領選挙の直前に開かれた党大会では、トランプ大統領の銃撃事件が直前にありました。その影響もあり、トランプ大統領が会場に姿を見せると、支持者から地鳴りのような歓声が上がったというのを記憶しています。


今回はトランプ大統領がかなり政権運営で行き詰まっている中での党大会ということもあり、そこまでの求心力はないのかなというのが率直な感想です。


また、演説がかなり支持者向けの内容に偏っていました。テレビで見ていた無党派層の有権者が共和党に投票しようと思うような内容になっていたかと言われると、そうではなかったと感じています。


“共和党=トランプ党”が裏目に?中間選挙は苦戦の見通し

藤森祥平キャスター:
このタイミングでの開催の狙いは何だと思いますか?


ワシントン支局長 涌井文晶:
トランプ大統領の支持率が落ち込んでいます。自らが始めたイラン戦争、それに伴うガソリン価格の高騰、物価高騰ということがあり、支持率30%台。これは政権発足以来最低の水準に落ち込んでいます。


選挙情勢の調査でも上院は接戦、下院は民主党がやや優勢という調査が出揃ってきており、共和党は上下両院とも多数派を失う可能性が高くなっています。

焦りを募らせたトランプ大統領が、共和党大会を開いたということだと考えられます。


トランプ大統領が9日の演説で力を入れて繰り返し述べていたのが、「トランプ大統領の名前が投票用紙に載っていると思ってくれ」ということです。


トランプ大統領の支持者は、中間選挙にトランプ大統領自身が出馬していないということもあり、必ずしも投票に行かないということが指摘されています。それを防ぐため、必ず中間選挙には足を運んでくれよ、そうしないとトランプ大統領も負けてしまい、この先政権はひどいことになるぞということを繰り返し、危機感を煽るようなことを述べていました。


一方で、今回の党大会では共和党から参加しない候補者も数十人出ています。支持率が落ち込んでいるトランプ大統領に自身のイメージを重ねられてしまうと、無党派層の票は選挙区でかえって逃げてしまうという恐れがあるため、大会の出席を見合わせて地元活動を優先したと言われています。


中間選挙の行方を左右するのは、アメリカで4割を超えると言われる無党派層の票の行方になります。トランプ大統領が前面に打ち出した戦略は、かえって裏目に出る可能性もあると見られています。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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