スペインの列車事故。乗客名簿には日本人2人の名前が載っていて、連絡がついていないことが分かりました。
時速200キロで追突か 日本人2人と連絡つかず
記者
「あちらに見えているのが後続から衝突した列車です。現場には、まだ取り残された人がいる可能性が高いということで、懸命な捜索活動が行われています」
地元住民
「(事故当時)3往復して12人を病院に搬送しました。搬送した人たちは重傷でした」
28日にスペイン中部の町で発生した高速鉄道同士の衝突事故。
これまでに69人が死亡、180人以上がけがをしました。
日本の外務省によりますと、乗客名簿には日本人2人の名前が載っていて、日本時間29日午後10時時点で、連絡がついていないということです。
事故はなぜ起こったのか?
兄弟を捜す女性
「お母さん、あなたの息子は必ず見つかるから心配しないで。後で話そうね」
列車に兄弟が乗っていたという女性。連絡がつかない状態だといいます。
兄弟を捜す女性
「お願いです、神様、兄を助けてください。お願いです」
大勢の死傷者を出した事故は、なぜ起こったのか?
列車の乗客
「朝食を食べていたときにすごい衝撃を受けました。みんな空中に投げだされました」
事故を起こしたのは、首都マドリードと南部セビリアを結ぶ路線。
民間の高速鉄道が線路上で停車していたところ、後続の国鉄の高速鉄道が追突しました。
追突した列車は当時、時速200キロ程度で走行していた可能性があるといいます。
1月の46人死亡事故に続き再び…相次ぐ惨事に抗議デモも
追突した国鉄の乗客
「5号車は地面に落ちて、叫び声が聞こえていました。信じられない光景で、とても見ていられませんでした」
当時、安全装置の障害のため、事故現場付近の列車は一斉に停止していました。
その後、管制センターがそれぞれの列車に運行再開を指示。
スペインメディアによれば、管制センターは民間の列車から何らかの理由で発進できず「停車したまま」だと連絡を受けたものの、後続の国鉄には「停車の指示」を出していなかったということです。
事故を受け、プロサッカーチームのレアル・マドリードやセビージャの選手らが黙祷を捧げました。
スペインでは、今年1月に同じ高速鉄道で46人が死亡する事故があったばかり。
現地メディアは鉄道の民営化後に急増した乗客の需要を、老朽化した安全システムが支えきれていないことが問題だと指摘しています。
抗議する市民
「運輸大臣は人殺しだ!」
マドリードの運輸省前では、政治的責任を追及するデモが起こり、混乱が広がっています。
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