来週からは学校も休みになり、本格的な夏休みシーズンに入ります。民間の調査によると、旅行やレジャーなど今年の夏休みに使う予算は一世帯あたり10万円を超え、過去最高となっています。
“節約海外旅行”急増 「飲食物持参」去年の6倍
山形純菜キャスター:
20代から50代の男女1120人を対象とした、明治安田「夏に関するアンケート調査」によると、夏休みの平均予算は、過去最高額の10万4901円となりました。
2024年に比べて予算を増やした人は18.5%、減らした人は18.3%と同じくらいの割合になっています。
ではどんな人が予算アップしたのでしょうか。
賃上げで収入が増えた人が27.5%、そのうち半数が従業員1000人以上の「大企業勤務」だということです。
一方、予算ダウンした人の理由としては、物価高で生活が苦しいという方が一番多く62.0%。収入が減少したという人や、将来が不安で貯金するという人もいました。
物価高ですが、「発散する人」と「貯金する人」で、二分化していると感じます。
また、このようなデータ(同調査)もあります。
国内旅行の予算はアップしていますが、海外旅行の予算はダウンしています。
国内旅行は宿泊代や食事代も上がっており、予算を上げたわけではなく、上げざるを得ない状況になっているということです。
海外旅行は、円安で“節約海外旅行”が急増しており、飲食物を持参する人が、2024年から6倍増えています。
出水麻衣キャスター:
お土産を入れる分として持っていっていた空のスーツケースに、今は食料をいっぱい入れて行って、現地で消費した分にお土産を詰めて帰ってくるというのは聞きます。
「今日の朝は肌寒いぐらい」勝浦より涼しい穴場
山形キャスター:
Nスタ調べによる夏休み旅行の傾向では、旅行サイトなどには、「おすすめの避暑地10選」や「涼しい観光地特集」などが多かったということです。
そしてJR東日本では、「避暑旅」という特集ページも組まれており、避暑地の気温がトップページに載っています。
Nスタでも避暑地を調べました。
気象予報士の河津真人さんによると、「穴場は北茨城。データでは勝浦より涼しい」といいます。
過去30年の平均最高気温(7月中旬)は、東京は30℃、大阪は31.7℃となっていますが、北茨城は25.6℃と、避暑地で有名な軽井沢と同じくらい涼しいということです。
※2020年まで
さらに、北茨城市観光協会の観光課係長の小川さんによると、「17日の朝は肌寒いぐらいでした」ということです。
この涼しさには、海が関係しています。この地域は暖流が流れてこないので、海水温が低く、気温も低いということです。
では、どんなおすすめスポットがあるのでしょうか。
まずは「花園渓谷」ですが、紅葉でもすごく有名で、夏も自然豊かで滝などもあるということです。
そして、チームラボとコラボした「チームラボ幽谷隠田跡」では、森がライトアップされており、幻想的な雰囲気が味わえるということです。
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