先週発表された総務省家計調査における1か月あたりの食費のお値段は「9万4895円」(2人以上の世帯)となっています。家計調査の502の支出の項目から、地域の食文化をみていきます。
家計の28.6%が食費に 物価高による買い控えも
出水麻衣キャスター:
私たちの普段の生活費は、家賃や光熱費、交通・通信費から教養・娯楽までさまざまあり、その消費支出に占める食費の割合を「エンゲル係数」といいます。
2025年には「エンゲル係数」が28.6%と44年ぶりの高水準となっています。(2025年総務省「家計調査」2人以上の世帯)
食費を前年と比べると5.5%アップしているのですが、物価変動の影響を取り除くと、実質1.2%減少していて、コメや菓子類などを買い控えているようです。
みずほリサーチ&テクノロジーズの主席エコノミスト酒井才介さんは「食料品の買い方を工夫していても、買い控えは難しいため、他の支出を抑えるしかない。裁量が圧迫された状況の表れ」としています。
スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京さん:
家賃や教育費などの値段が上がっている中、食費だけは確保する必要があるからこそ、エンゲル係数が高くなっているということですね。それだけ切羽詰まっているのだと思います。
ラーメン消費額 ダントツ1位は山形市
出水キャスター:
「家計調査の502項目」からデータを読み解くと、様々なご当地の事情が垣間見えます。
【ラーメン 消費額ランキング】
1位:山形市(2万5102円)
2位:新潟市(1万9073円)
3位:宇都宮市(1万7211円)
【餃子 消費額ランキング】
1位:浜松市(4046円)
2位:宇都宮市(3575円)
3位:宮崎市(3418円)
※2025年 総務省 家計調査より
ラーメンは山形市が4年連続、餃子は浜松市が3年連続で消費額1位となっています。
鳥取県民はカレー好き?ルウ消費額「2072円」
出水キャスター:
カレールウの消費額1位は鳥取市で、地域のスーパーでは約80種類が並んでいるといいます。
【カレールウ 消費額ランキング】
1位:鳥取市(2072円)
2位:新潟市(1959円)
3位:高松市(1875円)
※2025年 総務省 家計調査より
なぜ、カレールウの消費額が多いのでしょうか。
鳥取カレー研究所の池本百代代表によると、▼育児中の有業者の割合が全国1位の93.4%(全国平均85.2%)、また、▼らっきょうの収穫量が日本一であることから、“家カレー文化”が定着したのではないかということです。
スーパーでは、葉がついたままのらっきょうが売っていて、家で漬けてる人もいるということです。
管理栄養士の資格を持つ、Nスタ・山形純菜キャスターは「らっきょうは食物繊維や殺菌効果のある成分が豊富で、食べ過ぎると腹痛や下痢のおそれもある」としています。
「らっきょう市場」によると、適量は1日3~5粒程度だということです。
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<プロフィール>
田中ウルヴェ京さん
スポーツ心理学者(博士) 五輪メダリスト
慶應義塾大学特任准教授
こころの学びコミュニティ「iMiA(イミア)」主宰
・「インフルにかかる人・かからない人の違いは?」「医師はどう予防?」インフルエンザの疑問を専門家に聞く【ひるおび】
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