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増量・無料キャンペーン“おトクなお米”続々登場、コメ価格が半年ぶり3000円台 今後の価格はどうなる?【Nスタ解説】

経済
2026-03-25 20:23

コメの平均価格がおよそ半年ぶりに5キロ3000円台となりました。いま、お弁当のご飯の値下げや、パックご飯の増量など、おトクなお米が続々登場しています。


【写真を見る】あの横浜家系ラーメン店が「ライス食べ放題無料」キャンペーン


コメ価格 値下がりの兆しで動き出した企業も

井上貴博キャスター:
少しずつ値下がりの兆しが見えているコメの価格。現在はどうなっているのでしょうか。


アイリスオーヤマのグループ会社「アイリスフーズ」が、24日から期間限定で販売開始しているパックごはん「低温製法米のおいしいごはん」は、価格はそのままで10%増量しています。


アイリスフーズといえば、2025年、政府の備蓄米が流通したときも、いち早く販売を開始しました。


横浜家系のラーメンチェーン「壱角家」も期間限定で「ライス食べ放題無料」のキャンペーンを始めました。(3月24日~31日まで・一部店舗 103店舗)


創業以来、無料ライスをやっていましたが、2024年7月から“令和のコメ騒動”によるコメ価格高騰で中止になりました。


4月のコメの仕入れ価格が安くなることが確定し、復活することになりました。


事業部担当の方は「家系ラーメンなのでライスとセットで食べてほしいとずっと思っていた」と話しています。


半年ぶり3000円台に なぜ値下がり?

井上キャスター:
コメの価格の推移は現在どうなっているのでしょうか。


先日発表された、全国のスーパーの平均のコメ価格は5キロ3980円。約半年ぶりに4000円を割り込みました。


コメの値下がりの理由として…


▼2025年産のコメの収穫量が増えたこと
▼集荷業者や卸売業者に大量の在庫が残っていることがあります。


1月末時点で、民間在庫には321万トンのコメが残っていますが、適性の水準は約180~200万トンと言われているので、多くのコメが余っている状況です。


2026年のコメの見通しはどうなっているのでしょうか。


23日、農林水産省が発表したデータです。


▼生産量(2026年):732万トン(※各地の作付の意向を踏まえた結果)
▼需要(2026年):697万トン~711万トン


生産量が需要を上回り、2027年6月末には、民間のコメの在庫量が271万トンと過去最高水準となる見通しです。


今まで農林水産省がコメの価格の推移をつかみきれなかったと考えると、この発表されている数字を額面通りに受け取って良いものなのかと個人的には感じますが、馬淵さんはどのように感じていますか?


経済アナリスト 馬渕磨理子さん:
政府関係者などに聞くと、コメの価格5キロ3500円台くらいが、農家も利益があり、生活者にとっても買いやすい値段なので、そこを目指して今動いてるのかなと思います。


実際、コメの価格の高騰によって、2025年は物価高が進んでしまっていました。物価高の大きな要因は「コメ」がメインだったんです。


これが落ち着いてきて、いよいよ消費者物価指数が2%を切り、実質賃金がプラスになりそうだというタイミングで原油価格が上がってしまったので、経済はなかなか思うようにいかないとすごく思います。


井上キャスター:
生産者の方はどう考えているのでしょうか。コメ農家の多田正吾さんにお話を伺うと…


▼買取価格については「新米が出るころは、4日ごとに60キロあたり300円ずつ下がっていってしまうかも」と予測されていました。


▼作付面積については「作付面積は変えない。田んぼに稲を植えないと雑草が生え無駄に。作れる分は作る」ということです。


▼コメ価格については「とにかく安定してほしい」と話していました。


生産を増やしたり減らしたりというのがなかなかできないところが、やはり、コメの生産の難しさですよね。


今後のコメ価格はどうなる?

井上キャスター:
今後の価格はどうなるのでしょうか。流通経済研究所の折笠俊輔主席研究員によると…


▼現在~6・7月ごろまで
5キロ3000円台前半の商品が増える


▼8月~新米が出る前
5キロ3000円台半ばの銘柄米が出てくる


▼9月~新米
5キロ3000円~3500円の新米価格見通し                 


“令和のコメ騒動”の決算が終われば、新米は安定した価格になるといいます。


農政をどうしていくかを考えると、多く作って輸出するのかどうか。長いスパンでの議論が必要なのかなと思います。


経済アナリスト 馬渕磨理子さん:
今回の高市政権は、全閣僚に指示書を出したことがすごく話題になっていますが、その指示書の中身は、全閣僚に「日本産品を海外に売り込む」、内需だけではなく、外需も拡大するために、そういった外交を全閣僚でやっていきましょうというものです。コメはそこに入れるべきですよね。


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<プロフィール>
馬渕磨理子さん
経済アナリスト
日本金融経済研究所代表理事
“日本一バズる”アナリスト
様々なお金の話をわかりやすく解説


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