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消費税“1%”有力も野菜の値段は下がらない?農家「高くなる可能性」”収入源”に不安の声 資材高騰による価格転嫁も…【サンデーモーニング】

経済
2026-06-07 13:36

高市総理が悲願として掲げる「食料品の消費税ゼロ」。政府がレジ改修にかかる時間を考慮し、税率は1%、2027年4月実施を検討していると一斉に報じられました。一方で、減税しても安くはならない難しい事情も見えてきました。


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6月は1000品以上…値上げラッシュは7月にも  

横浜市のスーパー。この一年だけでも相次いだ値上げに店は振り回されてきたといいます。例えばマヨネーズ。


スーパーセルシオ和田町店 久保田浩二さん
「ここ1年での値上げで100円以上の値上がりになったので、売っている自分もびっくりするぐらいの価格の変更になっています」


6月に入り値上げは加速。5月の10倍以上となる1000品目以上が値上がりしました。


石油由来の包装材などの高騰を理由としたものは7割を超え、帝国データバンクは7月以降、さらに広がると予想しています。


スピード重視か「食品の消費税1%」案が有力

そんな中、物価高対策として高市総理が公約に掲げた“2年間に限った食料品の消費税ゼロ”。


3日、与野党で議論する「国民会議」で、政府は税率をゼロにする場合、レジの改修に最大で1年程かかり、1%とした場合は6か月程でできるという見通しを説明しました。


政府内ではスピードを重視し、1%案で2027年4月からの実施を検討しています。


「収入は減る方向に…」減税で収益が悪化?小規模農家の不安

減税に動き出す中、モノの値段は本当に下がるのか。実は下がらない可能性が指摘され始めています。


農家
「消費税が下がったとしても野菜の値段が高くなるかもしれない」


減税によって収益の悪化が懸念されているのが小規模農家です。


11年前に脱サラした杉本英則さん。付加価値がつきやすい野菜を中心に生産・販売しています。


ーー黄色のズッキーニとか見ること多くない?


就農11年目 杉本英則さん(52)
「大量に出す方と同じものを作ると(価格で)負けてしまうので、丸いズッキーニや少し変わった形のものを作っている」


杉本さんは全国の農家の8割以上が該当する年間売り上げ1000万円以下の「免税事業者」です。このため、消費税減税に不安を抱えています。


就農11年目 杉本英則さん(52)
「手取りの収入の方が下がってしまう可能性が高くなるような心配をしています」


免税事業者は野菜を売るときには消費税を上乗せして受け取りますが、その税金を国に納める義務がなく、売り上げとして計上できます。


このため消費税が減税された場合、その分だけ売り上げも減ることになります。


就農11年目 杉本英則さん(52)
「今までは8%分を乗せた形で価格を出していたものが1%になると、収入は減る方向になると思う」


一方、肥料などの資材を買う際には、10%の消費税を支払わなければなりません。売り上げが1000万円を超える事業者であれば、仕入れで払った消費税を差し引いて納税できますが、免税事業者はそれができません。


つまり、「仕入れの負担はそのまま」ですが、「受け取れる消費税分だけ収入は減る」ことになるのです。


減税しても野菜の値段は下がらない?資材高騰も追い打ちに

収入減に追い打ちをかけるのが、資材の高騰です。


ーービニールも値上がりしている?


就農11年目 杉本英則さん(52) 
「値上がりしています。5月くらいから3割くらい上がっています」


野菜を梱包するビニール袋や、袋を閉じるテープ、土を覆うシートや肥料などが軒並み値上がりしています。


ーー(資材高騰の)3割分を売値に転嫁は?


就農11年目 杉本英則さん(52) 
「転嫁したいが、今のところはしていない」


杉本さんは消費減税が実施されても、野菜の値段は下がらない可能性があると話します。


就農11年目 杉本英則さん(52) 
「消費税が下がったとしても結局、生産者の方で経費が上がってしまうので。最終的には消費者には申し訳ないが、価格に転嫁させてもらって、野菜の値段が高くなるかもしれない」


売り上げの落ち込みが想定される農家などに対して高市総理は...


高市総理
「いろいろお困りになる方に対して、政府としてもみんなで頭の体操をする。しっかりとお支えをしていく」


様々な課題を抱える消費税の減税。実施までには紆余曲折がありそうです。


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