「親愛なるニチレイの経営陣の皆さんへ」。冷凍食品大手「ニチレイ」へのサイバー攻撃をめぐり、ハッカー集団が犯行声明を出しました。なぜ、ニチレイが狙われたのか。AIの進化で、状況も変わっているようです。
【写真で見る】ハッカー集団「ランサムハウス」が出した犯行声明
ケンタッキー 全店で通常営業を再開
ニチレイのシステム障害の影響で、一部店舗で営業時間の短縮や販売メニューの制限を余儀なくされていた「日本ケンタッキー・フライド・チキン」。
全店で通常営業が再開されました。
――どうしてケンタッキーを選んだ?
男性
「サイバー攻撃の影響でクーポンが発行されてたので、せっかくだったら食べたいなと久々に」
――サイバー攻撃を受ける企業が増えている
男性
「自分も会社で働いてるので、他人事ではないかな。(ケンタも)貰い事故みたいな感じで大変だよなと思う」
――何を買った?
女性
「レッドホットチキンとグリーンのやつ。サイバー攻撃って頻繁に起きてるじゃないですか。ケンタッキーが狙われたわけじゃないのにということで驚いてます」
「経営陣の皆さんへ」 ロシア系ハッカー集団“ランサムハウス”が犯行声明
日本の食品物流を揺るがせた“ニチレイショック”。
「親愛なるニチレイの経営陣の皆さんへ」
システム障害を引き起こしたサイバー攻撃をめぐり、ハッカー集団が犯行声明を出しました。発信元は、「ランサムハウス」と名乗るロシア系のハッカー集団です。
身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウエア」を使う手口で知られ、2025年は、通販大手「アスクル」へのサイバー攻撃でも犯行を主張していました。
「ランサムハウス」の犯行声明
「我々は長い時間、御社からの返事を待っていましたが、御社のIT部門はどうやら今回起きたことについて隠すことを選んだようですね」
「機密データや文書の流出を防ぐため、至急当社までご連絡いただくことを我々は強くおすすめします」
犯行声明とともに公開されたのは、ニチレイの機密情報です。
セキュリティ会社「S&J」 三輪信雄 社長
「実際に盗んだファイルのリストが出ていて」
なぜニチレイが標的となったのでしょうか。
なぜニチレイが狙われた? AIの進化で変わるサイバー防衛策
セキュリティ会社「S&J」 三輪信雄 社長
「まず穴を見つけるのが最初で、入れてなんぼというところがある。脅迫する価値があるなと思ったら、その先に進む。たまたまニチレイが当たってしまった可能性が高い」
ニチレイは、個人情報が漏えいしたおそれのある対象者に通知を行っていると発表しました。
さらに専門家は、AIの進化で日本企業を狙う環境も変わりつつあると指摘します。
セキュリティ会社「S&J」 三輪信雄 社長
「これまで日本は、日本語に結構守られていて、日本語ファイルがバーっと出てきて、『なんじゃこりゃ読めない』みたいな。いまAIがあるので、ファイル名とか調べる時にもう日本語が障壁にならなくなった」
こうしたサイバー攻撃を防ぐため、グループ全体で防御策を練る必要があると話します。
セキュリティ会社「S&J」 三輪信雄 社長
「本丸だけ守ってても横から(攻撃が)入ってきたりもするので、関連会社や取引先、そういうところもしっかりカバーして、サプライチェーンとして守る必要がある」
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