「まことちゃん」「漂流教室」「おろち」などのヒット作で知られる、漫画家の楳図かずおさん(88)が亡くなったことを受けて、漫画家らから追悼の声が相次ぎました。
【写真を見る】楳図かずおさん死去 漫画家らから追悼の声 相次ぐ 「漫画における『恐怖』の原体験でした」
漫画家 村田雄介さん(アイシールド21【作画】・ワンパンマン【作画】)
漫画における「恐怖」の原体験でした。幼稚園の頃、表紙ですでに怖くて仕方なかったんだけど怖いが故に思わず読んでしまう。そして夜トイレに行けなくなる。楳図先生エキサイティングなドキドキとゾクゾクをありがとうございました。謹んでご冥福を御祈り致します。
ホラー漫画家 伊藤潤二さん(富江・うずまき)
楳図かずお先生がお亡くなりになったというニュースに接しました。 以前、まことちゃんハウスで対談させていただいた後に、吉祥寺のイタリアンレストランでご馳走になったことが人生最大の思い出です。 心からご冥福をお祈りいたします。
漫画家 矢口高雄さん(釣りキチ三平)次女 かおるさん
ショックで道端で悲鳴をあげてしまいました。子どもの頃から楳図マンガばかり読んでいて、矢口が『俺のマンガは読まないのか…』と寂しそうにしていました。『漂流教室』は永遠のバイブルです。楳図かずお先生、ずっと大好きです。心からご冥福をお祈りします。
また、お笑いコンビ「エレキコミック」のやついいちろうさんも 自身のXで「楳図かずお先生 ありがとうございました!」と写真を投稿し、楳図さんを偲びました。
【 楳図かずおさん 略歴 】
1936年、和歌山県高野山に生まれ、奈良県で育つ。
小学校4年生で漫画を描き始め、高校3年生の時、『別世界』『森の兄妹』をトモブック社から単行本で出版し、デビュー。
『へび少女』『猫目小僧』などのヒット作により、“ホラー漫画の神様”と呼ばれる一方、『まことちゃん』でギャグの才能も発揮。作中のギャグ“グワシ”は社会現象となった。
このほか、『おろち』『洗礼』『わたしは真悟』『神の左手悪魔の右手』『14歳』など、数多くのヒット作を生み出す。
2022年、27年ぶりの新作『ZOKU-SHINGO』を発表。
その他、タレント、歌手、映画監督など多数の肩書きを持ち、様々なジャンルで活躍。
【受賞歴】
1975年 『漂流教室』ほかで第20回小学館漫画賞受賞
2018年 『わたしは真悟』で仏・アングレーム国際漫画祭「遺産賞」受賞
2019年 文化庁長官表彰受賞
2023年 第27回手塚治虫文化賞・特別賞受賞
【担当:芸能情報ステーション】
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