ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアとの停戦の条件として、占領された地域の奪還よりもNATO=北大西洋条約機構への加盟を優先させる可能性に言及しました。
ゼレンスキー大統領はイギリスのスカイニュースが先月29日に報じたインタビューで、ロシアとの戦争の沈静化のためには占領されている地域を除くウクライナの領土を「NATOの傘下に置く必要がある」と述べました。
その上で「占領されている領土はその後、外交的な手段で取り戻すことができる」とし、和平の条件として掲げている領土の回復よりもNATO加盟を優先する可能性に言及しました。
停戦には、ロシアが再び侵攻してくるのを防ぐための保証として「NATO加盟が必要だ」と強調しています。ただ、ロシアのプーチン大統領は、和平交渉開始の条件の一つに、ウクライナがNATO加盟の方針を撤回することを挙げていて、今回、ゼレンスキー大統領が発言した内容が実現するかどうかは不透明です。
・「コバエが、料理に一瞬だけ止まってしまった!」その料理、衛生的に大丈夫?専門家に聞いた
・「『日本に帰れ』と毎日言われた」イチローさんが独占インタで明かしたマリナーズ殿堂入りの裏側
・「安楽死」を考える 「生きるのを諦めた」男性の選択、スイスで最期を迎えた日本人、「生を選ぶ社会に」難病患者の訴え【報道特集】