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世界リレーが広州で開幕、エース・サニブラウン「世界陸上へしっかりつなげていく」予選はパリ金のカナダと同組

スポーツ
2025-05-10 16:00

中国の広州オリンピックスタジアムで5月10日、11日に、東京2025世界陸上の出場枠を懸けた「世界リレー2025」が開催される。


【一覧】9月13日開幕『東京2025世界陸上』日程&出場選手


日本は開催国枠で出場権を持っているが、悲願の金メダルを狙う男子4×100mの“リレー侍”は、世界陸上の予選で優位なレーンを確保するため、世界リレーで決勝に残り、自ら出場権を勝ち取ることを目指す。


代表メンバーはサニブラウン アブデルハキーム(26、東レ)、西岡尚輝(18、筑波大学)、井上直紀(21、早稲田大学)、大上直起(25、青森県庁)、愛宕頼(21、東海大学学連)、鵜澤飛羽(22、JAL)の6人が選ばれ、若手中心の編成で挑む。


予選は3組7レーンの日本は、サニブラウン、愛宕、鵜澤、井上のオーダー。同じ組にはパリオリンピック™金メダルのカナダが第5レーン、今季好調のオーストラリアが6レーンに入っている。


世界リレーで決勝に残り、東京世界陸上の予選を良い順位で通過すれば、決勝でも有利なレーンが割り当てられ“6年ぶりのメダル獲得”に大きく近づいてくる。今大会に向けてサニブラウンは「東京に繋がる大事な大会だと思っている。同じ組にカナダもいるが、一着で決勝を決めて出場権を獲得したい。何年もメダルを獲れていないので、東京で日本の皆さんにいい結果をお見せできれば」と意気込んだ。


東京世界陸上の出場権は、決勝に進出する8チームと、決勝に進めなかった24チームで争う敗者復活戦の各組上位2チーム(全3組)の計14チームに与えられる。


世界リレーは各組上位2着が11日の決勝に進み、3着以下は11日の敗者復活戦へ。国の威信と出場権を懸けた熱き2日間がいよいよ始まる。


【世界陸上 男子4×100mリレー成績】
2015年北京大会   予選落ち(大瀬戸一馬、藤光謙司、長田拓也、谷口耕太郎)
2017年ロンドン大会 銅メダル(多田修平、飯塚翔太、桐生祥秀、藤光謙司)
2019年ドーハ大会  銅メダル(多田修平、白石黄良々、桐生祥秀、サニブラウンアブデルハキーム)
2022年オレゴン大会 予選で失格(坂井隆一郎、鈴木涼太、上山紘輝、柳田大輝)
2023年ブダペスト大会 5位(坂井隆一郎、栁田大輝、小池祐貴、サニブラウンアブデルハキーム)


「この世界リレーは大事な大会」

チーム最年長のサニブラウンは9日の前日会見に出席し、「リレーはチームスポーツ。個人では世界と差があっても、技術や先輩方が繋いできた経験で世界に追いつくことができた。そこがリレーの魅力」と英語でリレーの醍醐味を話し、「この世界リレーは世界陸上に向けて、しっかりつなげていくための大事な大会」と改めて気を引き締めた。


さらに「日本チームの選手全員がここにきている訳ではないんですけど、ここでいい走りをして、バトンをつないで。過去数年間悔しい思いをしているので、東京(世界陸上)はみなさんの前で走れる、またとない機会なので、しっかりといいパフォーマンスを見せて、いい結果を日本のみなさんに届けられたらなと思います」と意気込みを語った。


今回はサニブラウン以外は日本代表として初のリレーとなる。鵜澤は3日の静岡国際の男子200mで20秒13(追い風1.8m)をマークし、世界陸上の参加標準記録(20秒16)を見事突破した。


出雲陸上(4月13日)の男子100mを制した愛宕、織田記念(4月29日)を10秒12(+0.4m)で優勝した井上、世界室内陸上(3月、南京)60m日本代表の西岡にも勢いがある。


海外勢の注目選手は、男子4×100mリレーでは、パリオリンピック™200m金メダリストのL.テボゴ(21、ボツワナ)、同200m銀のK.ベドナレク(26、アメリカ)、100mで銀のK.トンプソン(23、ジャマイカ)らがエントリーしている。
 


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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