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【ドラフト】“みちのくのドクターK”富士大・角田楓斗「本気で目指すきっかけに」同級生のプロ入りが転機に 東北の剛腕が目指すドラ1

スポーツ
2026-10-21 15:03

“運命の一日”、プロ野球ドラフト会議が22日に開かれる。2024年のドラフト会議で史上最多6人が指名された富士大に、今年もドラフト1位候補がいる。最速153キロを誇る右腕・角田楓斗(22)は、東北を代表する剛腕として大学球界で成長を遂げた。目標は、野球を始めた頃から憧れてきたプロ野球選手。そして、掲げ続けてきたドラフト1位でのプロ入りだ。


【写真を見る】“みちのくのドクターK”富士大・角田楓斗


同級生のプロ入りが転機に「みちのくのドクターK」の原点

青森県弘前市出身の角田は、野球をやっていた父の影響もあり、幼い頃からバットやボールを手にして遊んでいたという。小学3年生から野球を始め、本格的に投手を始めたのは中学2年の秋。高校は東奥義塾高(青森)に進学し、最速143キロを計測したが、当時はプロ入りを現実的な目標として捉えきれず、プロ志望届は提出しなかった。


転機の一つとなったのが、高校時代のチームメイトの存在だった。2022年のドラフト会議で、同級生の中田歩夢が巨人から育成ドラフト4位で指名された。「同期でプロに行ってすごく嬉しい気持ちと、悔しい気持ちもあった。身近にいた人がプロ野球選手になったので、本気で(プロを)目指すきっかけになりました」。


大学進学後、プロ入りを明確な目標に据えた角田。北東北大学野球連盟の富士大では、持ち味の直球に磨きをかけてきた。「昔から球が速いわけではないですけど、打たれないストレートというか、強いストレートっていうのをずっと追い求めてきた」。球速は高校時代の最速143キロから153キロまで上昇。力強い直球を武器に三振を奪う姿から“みちのくのドクターK”の異名をとった。


富士大で磨いたフィジカル、球速10キロアップの成長

大きな成長を支えたのが、富士大で取り組んできた体づくりだ。富士大のある岩手県花巻市は春先にも雪が残る環境ということもあり、2020年に監督に就任した安田慎太郎監督は、フィジカル強化を重視。角田も「元々体も細身のタイプですが、筋肉量が増えて体重も増えました。土台作りから始まったので、そこが一番成長した部分かなと思います」と話すように、大学生活を通じて投手としての土台を築いてきた。


食事面でも、一日5、6食に分けて間食を取り入れ、栄養バランスや食事の時間など工夫を重ねた。日々の積み重ねが体格づくりと球速アップに繋がり、最速153キロを誇る剛腕へと成長を遂げた。


角田は3年春のリーグ戦で19奪三振を記録し、リーグタイ記録を樹立。4年春には自己最多4勝を挙げ最優秀選手賞、防御率1.13をマークし最優秀防御率、ベストナインの各賞を獲得した。7月には、第1回ワールド カレッジ ベースボール チャンピオンシップ(WCBC)の大学日本代表にも選出。チームの初代王者獲得に貢献し、国際舞台でも経験を積んだ。今秋には最優秀選手賞に輝くなど、大学最後のシーズンまで実力を示し続けた。


ブレない目標はドラフト1位

プロ入りを目指す中で家族の存在も支えとなった。特に母親は、大学のリーグ戦にも毎試合足を運んでくれるという。「母は明るくて、しっかり叱ってくれる時もありますし、もちろん優しくしてくれる時もあります。強く育ててもらったなっていう感じです」。


目標はプロ入りを果たすことだけではない。掲げてきたのは、ドラフト1位での指名だ。「野球を始めたときからプロ野球選手っていうのを目指してやってきたので、楽しみな気持ちと不安な気持ちもありますし、いろいろ入り混じってるなって感覚です」。


高校時代に味わった悔しさを糧に、大学で成長を遂げた角田。「富士大に入った時から、安田監督にも『ドラフト1位で』と声をかけられていたので、この目標はずっとブレずにやってきました」。支えてくれた両親に恩返しするために。運命の指名を待つ。


■角田楓斗(かくた ふうと)
2004年9月23日生まれ。青森県弘前市出身。身長178cm体重84kg。投手、右投左打。東奥義塾高(青森)で甲子園出場はなし。富士大に進学後、3年春のリーグ戦では19奪三振のリーグタイ記録を樹立。4年春は最優秀選手賞、最優秀防御率、ベストナインを受賞。同秋は最優秀選手賞を受賞。7月の第1回ワールド カレッジ ベースボール チャンピオンシップ(WCBC)では大学日本代表にも選出され、初代王者に貢献した。
 


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