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ショッピングモールが“避暑地”に!?お店の「クールスポット」戦略【THE TIME,】

経済
2025-09-11 07:00

 「暑くて子どもを外で遊ばせられない…」と悩んでいる人必見。“公園をモールの中に作ってしまおう”という動きが広がっています。


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屋内に「公園」や「デジタル遊び場」

ショッピングモールの中に、白い砂がブクブクと動く不思議な“砂場”に、木製の大きな“滑り台”―


屋内に約60坪の「砂場(滑り台)エリア」を設けているのは、『イトーヨーカドー アリオ北砂店』(東京・江東区)にある体験型おもちゃ売場「TOYLO PARK」。


エリア内には大きな砂場と、浮き輪に乗ってすべる滑り台が2つ。


他にも、砂の粒子を空気の力で持ち上げることで、砂がまるで水のように動く「流動床の砂場」では“異次元の砂遊び”ができるなど、暑さを避けて思う存分公園遊びができます。


【砂場(滑り台)エリア利用料】
▼子ども:平日(無制限)600円/土日祝(30分)800円
▼保護者:一律300円


30代母親:
「外だと危ないものが落ちていないかとか、なかなか裸足にさせてあげられない。こういう所だと整っているので裸足にさせやすい」


20代母親:
「洋服が汚れない。外の泥と比べると洗濯も楽だし、こういう所だと抗菌済みだったりするのでそういうとこも安心かな」


さらにTOYLO PARKには、ARなどの最新テクノロジーを使った施設『TOYLO PARK powered by リトルプラネット』もあります。


数万個のボールに投影される光の波紋が子どもたちの動きに合わせて水面のように絶えず変化する「ボールプール」。
砂遊びにプロジェクションマッピングを合わせ、砂で山をつくると森ができ、掘ると水が出るように見え、リアルな地形が作れる「AR砂遊び」。


他にも自分で描いた絵でレース対決ができるゲームなど、10種類のアトラクションが楽しめます。


【子ども料金・30分】
▼4~12歳⇒平日700円/休日960円
▼2~3歳&中・高校生⇒平日500円/休日720円


そして家族連れで大賑わいなのが、約8000種類を取り扱う広いおもちゃ売り場。背の低いイスやテーブルが置かれたスペースがいくつもあり、実際に売られているおもちゃで好きなだけ遊んでOK。しかも無料です。


30代母親:
「おもちゃのバリエーションがすごくて、片っ端から遊んでここで1日潰せる」


こうした施設の設置は、店側にもメリットが。


『イトーヨーカ堂』山幡耕司さん:
「来店動機を『買い物』から『遊びに行く』に変える。客数および売上は前年対比1.5倍くらい増えている」


東南アジアから“逆輸入”の遊び場

『イオンモール 幕張新都心店』(千葉市)の屋上にある「スカイパーク」では、噴水とじゃぶじゃぶ池で水遊びOK。利用料は無料です。


さらに、屋内の店が並ぶ広い通路には、木で作られた遊具や滑り台などがある「もくいくひろば」や、柔らかいマットで小さい子どもを遊ばせることができる「マットの遊び場」も。


他にも、扇風機がずらっと並び大きなクッションでまったりできる休憩スペースなど、施設内にはさまざまな“無料クールスポット”が設置されています。


また、別エリアにあるイオンファンタジー『ちきゅうのにわ』は、ボールプールやスライダー、砂場やおままごとなど10のエリアがある有料のプレイグラウンドです。


【料金・60分】※会員価格
▼こども⇒平日1200円/休日1500円/1day1800円
▼おとな⇒平日600円/休日700円/1day1800円


『イオンファンタジー』広報・圓藤芙美さん:
「フィリピンなどASEAN地域で展開していたプレイグラウンドのノウハウを、日本に今回“逆輸入”した」


東南アジアなどでは年中暑く、治安上の心配があるため屋内施設で子どもを遊ばせるのが一般的。そこで、“酷暑化”が進む日本に、出店を加速させているのだといいます。


検索アプリも充実「近場の涼」

大人も一息つけるクールスポットは家の近所にも。


『ウエルシア薬局』では、全国483の店舗を「クーリングシェルター」に指定し、熱中症対策の避難場所として開放。各店舗に熱中症対策アンバサダーの資格を持つ従業員が配置され、アドバイスもしてくれます。


こうしたクールスポットを簡単に見つけたいという人におススメなのが、総合ナビゲーションアプリの『NAVITIME』。


自治体が指定している「クーリングシェルター」「クーリングシェアスポット」を全国1万3000件程度検索でき、地図上に現在地周辺の“涼スポット”を表示してくれます。


さらに、日陰を歩くルートを案内してくれる「日陰優先」などの嬉しい機能もあり、利用者は2024年の5~10倍に増えているといいます。


まだまだ続く暑い日、近場で涼をとるのもいいかもしれません。


(THE TIME,2025年9月9日放送より)


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