GMOの不正アクセス問題で「犯人の特定につながると考えられる有力な情報を入手した」と、GMOがきょう発表しました。専門家の分析などにより、犯人像も徐々に浮かび上がってきています。
「犯人の特定につながると考えられる情報を入手いたしました。」
きょう昼すぎ、GMOが「犯人特定につながる情報」を入手したとして、警察などに提出すると発表したのです。GMOによる独自調査に加え、きのう開設した情報提供のための特設サイトに寄せられた情報が手がかりになったとしています。
一方、利用者の個人情報とされるデータが公開されていたハッカー側の「脅迫サイト」。きのうから閲覧できない状態になっていますが、この脅迫サイトをめぐり、総務省が27日、通信の業界団体に対し、サイトへの接続を強制的に遮断する「ブロッキング」を要請していたことがわかりました。
こうした中、専門家の分析により、犯人の特徴が徐々に明らかになってきました。
IIJ技術統括部長 堂前清隆さん
「攻撃者自身がわざわざ見やすいホームページを作っているのが大きな特徴。お金の要求もあるとは思うが、どちらかというと目立ちたいという部分が強い」
また、近頃のAIを悪用して、手当たり次第に攻撃する無差別な手口とは一線を画すと分析しています。
IIJ技術統括部長 堂前清隆さん
「今回は非常にGMOという会社をよく知っていて、そこに対してフォーカスして脅迫状を作っているので、その点では『数打てば当たる』とはやり方が違っている」
一方、別の専門家は、脅迫文が日本語であることも特徴の一つだといいます。
トレンドAI セキュリティエバンジェリスト 佐藤健さん
「他のランサムウェア攻撃で使われる脅迫サイトは大抵、英語が多いですが、今回のこの一連の攻撃で使われているサイトは日本語で構成されている」
徐々に浮かびつつある犯人像。
サイバーセキュリティ関係者
「犯人はほぼ特定されている」
こう指摘するサイバーセキュリティ関係者もいる一方で、GMOのサーバーを利用していたユーザーの不安は今も続いています。
GMO不正アクセスの被害者
「サイトが停止されたからといって、安心とは思ってはいないです」
「より過激な方法で、何人か犯人側が公開に踏み出すかもなという不安はあります」
閉鎖された犯人側の「脅迫サイト」について、専門家は何度でも立ち上げることができると指摘します。
IIJ技術統括部長 堂前清隆さん
「攻撃者はこのホームページのもとになる情報は手元に持ってる。新規サイトの公開、取り潰しの繰り返しは発生する」
犯人への包囲網が狭まっていくなか、利用者の不安をいかに早く払拭できるのかが喫緊の課題となっています。
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