E START

E START トップページ > ニュース > 経済 > 電気代 補助金再開も…高い 2月使用分は去年同時期から660円増に、週末には今季一番の寒さ 家電の節約術【Nスタ解説】

電気代 補助金再開も…高い 2月使用分は去年同時期から660円増に、週末には今季一番の寒さ 家電の節約術【Nスタ解説】

経済
2025-01-30 21:03

上空の強い寒気の影響で、日本海側を中心に雪が強まっています。日曜日には東京など関東の平野部でも雪が降る可能性があり注意が必要です。


【CGを見る】週末の雪と雨の予想


2月使用分電気代、去年の同時期から660円増

寒さも厳しくなる中、東京電力が発表した2月使用分の電気代は、平均的な家庭では前の月と比べて44円値上がりし、8218円となります。

またそのほか大手電力9社は、「2円の値下がり」から「54円の値上がり」となっています。


政府は今年に入ってから補助金を再開していて、東京電力の場合は▼1月~2月は650円、▼3月は338円補助されます。


ただ、前の年の同じ時期と比べると
補助金の額が縮小していることなどから、1年で約660円値上がりしています。


また、東京ガスなど都市ガス4社では、2月使用分は前の月と比べて33円~43円値上がりします。


補助金開始前より上昇する家庭も

熊崎風斗キャスター:
東京電力の電気料金の推移で、見ていきます。
※平均的な家庭のケース(260kWh/月)

補助金が適用されていた2024年1月使用分の平均は、7488円でした。そして、補助金が終わった12月使用分は、8821円まで上がっています。

そして、2025年1月使用分から補助金が開始され、8174円となります。先月から647円下がっています。


しかし、必ずしも下がっていない家庭もあるようです。

東京・台東区の4人家族は、「1月の電気代は高い」と話しています。

1月の電気料金は4万3341円で、先月と比べると1万4962円上がっています。補助金の対象期間内に入ったにもかかわらず、先月よりも電気料金は上昇しています。寒くなり、暖房などを使う機会がどんどん増えてきていることが要因だそうです。


街の人(30代)
「暖房を極力使わず部屋では厚着をしている


街の人(20代)
「お風呂に入るときはリビングの電気を消している」


井上貴博キャスター:
電気代やガソリン代など生活に欠かせない物の値段が軒並み上昇しているので、その場しのぎの補助金政策では、限界が来ていると感じます。


ホラン千秋キャスター:
電気料金のサイトで前年比や前月比を見ると、使用量はそれほど変わらないのに、値段が上がっているので、そもそもの電気料金の値段が上がっていると感じます。


「熱は約6割が窓から逃げていく」エアコンとサーキュレーターの節約術

熊崎キャスター:
電気料金を下げようと、様々な工夫があります。

エアコンとサーキュレーターで節約をすることができます。風量は自動で、設定温度を1℃下げると、10%の節約になるそうです。サーキュレーターを天井に向けることによって、風の巡りが良くなります。

また、電気代の安いパーソナル暖房を活用する人もいます。電気毛布やブランケットなどが有効で、エアコンの使用に比べ、1時間あたり10円ほど安くなるということです。


節約アドバイザーの和田由貴氏は、「熱は約6割が窓から逃げていく。断熱シートを貼るなど、窓への防寒対策で暖房効率をアップさせることができる」と話していました。


井上キャスター:
世界的に物価が上がっているので仕方がないですが、生活必需品に関わる消費税の軽減税率を思い切って下げるなど、抜本的なことをやっていただきたいと感じます。


ホランキャスター:
小さい努力を重ねて節約していくしかないですね。


スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】
「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】
【検証】「布団の上に毛布」が暖かい説 毛布は布団の「上」か「下」か 毛布の正しい使い方【Nスタ解説】


情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

人気記事

ページの先頭へ