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東京パラリンピック™の車いすバスケットボールで銀メダルを獲得した藤本怜央(41)が今季移籍したスペインのBSRアミアブ・アルバセテで日本人初の偉業に挑んだ。
日本時間22日から行われていたスペイン国王杯で日本人初となる決勝に進出した藤本。23日のイルニオンとの決勝では第3クォーターから出場し、すぐに持ち味の3ポイントシュートで存在感を示した。藤本は出場時間8分37秒で7得点、3リバウンド、1アシストをマーク。しかし、チームは71ー78で惜敗し、日本人初のスペイン国王杯のタイトルを手にすることはできなかった。
試合後、藤本は「初出場の国王杯でファイナルまで進出して、数分でしたがプレーが出来たことは非常に良い経験になりました。決勝は7点差という僅差で負けましたが、現在リーグ1位のCDイルニオンとここまで戦えたことは収穫です」と振り返った。
さらに「1つ目のタイトルは逃しましたが、まだリーグは続くし、再来週にはユーロリーグのクォーターファイナルも始まるので、着実にチームビルディングして挑みたいと思います」と“中年の星”の挑戦はまだまだつづく。
■藤本怜央(ふじもと・れお)
9歳の時に交通事故にあい、右足のひざから下を失った。義足でバスケットボールをしていたが高校3年生の時に静岡のクラブチームにスカウトされ、車いすバスケットボールを始めた。日本では宮城MAXのエースとして天皇杯11連覇、得点王12回。パラリンピックにはアテネ(2004年)、北京(2008年)、ロンドン(2012年)、リオ(2016年)、東京(2021年)と5大会連続で出場し、リオではキャプテンを務めた。東京パラでは銀メダルを獲得。
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