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売り上げは約3.4倍!日常と非日常を区別しない新しい防災「フェーズフリー」とは【Nスタ解説】

経済
2025-09-02 21:08

毎日の買い物などで見かけるお値段から世の中の動きを読み解いていくコーナー「きょうのお値段」。9月は防災月間ということで過去1年で、1人あたりが防災にかけた費用です。


【写真を見る】リビングになじむ!「フェーズフリー」の防災グッズ


過去1年の防災対策費用は「2892円」

出水麻衣キャスター:
9月は防災月間ということで、きょうは防災に関わるお値段です。


過去1年で1人あたりが防災対策に使った費用が「2892円」でした。2024年と比べると微増ですが、「今後1年かけたい費用」と比べると、約2倍の差があり、きちんと備えられていない人もいるようです。


「備えていない」という人からは「実感が湧かず優先度が低い」「何から始めればいいかわからない」というような声も聞かれました。


木下さんは自宅で防災対策をしているということですが、どのような対策をしていますか?


タレント・子育てインフルエンサー 木下ゆーきさん:
「乾パン」や「携帯用トイレ」といった、いわゆる防災グッズなどはまとめて置いてあります。


この他に飲み水として、ホテルなどでもらって飲まなかったペットボトル飲料を持って帰り、備蓄用にストックしています。わたしの家は2階建てなんですが、何かあったとき用に1階と2階に分けて置いています。


他には、「レトルトカレー」を旅行に行ったときなどに、ご当地カレーをお土産として買い、備蓄用として置いておき、賞味期限が近づいたら食べるという使い方をしています。


新しい防災「フェーズフリー」とは?

出水キャスター:
「自宅で本格的な防災グッズを用意するのは大変」という方も多いと思います。今日は「フェーズフリー」という概念とともに、新しい防災グッズを紹介したいと思います。


「フェーズフリー」とは、日常・非日常を区別しないで防災をしようという考え方です。


実際に、楽天市場のサイトでは、2025年6月~7月の防災対策関連グッズの売上げが、前年同月比で約2倍になっています。中でも、日常使いできる「フェーズフリー」の防災グッズは約3.4倍の伸び率と人気になっています。


リビングの中に紛れ込む、フェーズフリーの防災グッズを3品紹介します。


▼ドリーム「SONAENO クッション型多機能寝袋」1万2800円
・クッション型の寝袋
チャックを開けると大きな寝袋に。避難所や車の中などで暖かく眠れる。
・上部には枕もついている
・寝袋の中には貴重品が入れられるポケットも


▼まいにち「アートトワレ」1760円~
・アートとして壁にかけられる簡易トイレ
・箱の中に便座にセットする袋と凝固剤
・1日の平均回数分(5回分)が入り
・絵柄は約50種類
・プレゼントにも人気


▼キングジム「日常で使える防災スリッパ」4180円
・日常的に使えるスリッパ
・ソール部分が4層構造になっていて、ガラス片や釘などが貫通しづらい。
・逃げる際に、上部の紐をかかとに掛けることでスリッパを足に固定することができる。


「味気ない」と思われがちな非常食もフェーズフリーに

出水キャスター:
さらに、非常食でもフェーズフリーのものが出ています。


▼「備蓄でお守り3 北陸BOX」4263円
・災害を経験した企業と共同で開発
・金沢のチャンピオンカレーや金沢名物の治部煮の缶詰など、北陸の銘品が詰まった非常食
・半年無事に過ごせたら美味しく食べて“備蓄を循環”


「非常食は味気ない」と思う人もいると思いますが、日常的に食べても美味しい非常食となっています。


木下ゆーきさん:
買って食べる時期が来るのが待ち遠しくもなりますね。


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<プロフィール>
木下ゆーきさん
タレント・子育てインフルエンサー
3児の父
子育てモノマネ動画が人気
絵本「はぶらしロケット」出版


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