お値段から世の中の動きを読み解いていくコーナー「きょうのお値段」。9月3日は「グミの日」ということで、今回のお値段は、グミの年間消費金額「1176円(1人あたり)」です。こちらのお値段から最新のグミトレンド、そして、人間はなぜグミを噛むのかなどをみていきます。
9月3日は「グミの日」 コンビニ各社も新商品を続々販売
出水麻衣キャスター:
「グミの日」に向けて、ファミリーマートが8月26日から販売したのはこちらの商品です。(※数量限定食品)(※一部地域・店舗では取り扱いのない商品あり)
▼マイナット
「もちゅグミ」198円
▼カンロ
「とろみ~グミ」198円
▼不二家
「むちもっちバナナグミ」194円
▼UHA味覚糖
「ググッタ」214円
▼クリート
「しゃりぷにょ梅グミ」183円
そして、セブン-イレブンでも8月22日から7種類発売されていて、そのうちの2つが、“まるでスナック菓子”のような「カンロ ピックミー(216円)」や、ハードに噛み砕く「カンロ カンデミーナ ジャリシャリ(151円)」といったものが、「グミの日」に合わせてたくさん発売されています。
なぜ新商品が多く発売されているのか、ファミリーマートの担当者に聞いたところ、「形や食感を自由に変えられる。グミだからこそ、これまでにない多様な食感を追求した」ということでした。
グミの国内市場規模も上がっていて、2024年は過去最高の1138億円でしたが、2025年もかなり好調で、上半期だけで2024年の売上を超えているんです。
インテージの市場アナリスト・木地利光さんは、「下半期も含め、去年を上回る勢いで売上げが伸びている」と話しています。
年間約300種類の新作を販売 最近の人気は「ハード系」
出水キャスター:
日本グミ協会とグミを扱う製菓メーカー8社が集まった「GUMMIT」が8月に発表した最新のグミマップでは、新発見から王道までの商品をソフトタイプとハードタイプに分けてチャート化しました。ここ最近は、ハード系の商品が多く出ています。
日本グミ協会の名誉会長・武者慶佑さん曰く、グミは年間で約300種類の新作が出ているそうで、2013年と比べると種類は3倍になっているそうです。
また、日本のグミは味や弾力など、種類の多さが世界トップレベルで、武者さんは「今主流の『ハード系』の人気は落ち着き、来年は『ソフト系』の流れが強くなるのではないか」と話していました。
そもそも…「なぜ人はグミを噛むのか」
出水キャスター:
実は、日本グミ協会は「グミデイ」として“グミ”の「g」と「m」を文字って、アメリカでも9月3日を「グミの日」とする取り組みをしています。
そして、カンロは2025年の秋、アメリカに進出する予定になっています。なぜアメリカに進出するのか、担当者によると「『ハート型の形が珍しい』『味わいやパッケージが良い』などの声を受けて、大きな市場であるアメリカ参入を決めた」ということで、高価格帯で展開する予定だということです。
そして最後に、「なぜ人はグミを噛むのか」ということで、「噛み応えの違うグミが心理状況にどう影響するのか」明治が調査したところ…
▼ソフト系のグミ
「リラックス効果」
▼普通のグミ
「やる気がでる」
▼ハード系のグミ
「覚醒感(頭がさえる)」
もしかしたら、グミは深層心理の欲求を満たしているのかもしれません。
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