幅広い世代に愛される「ナポリタン」。百名店にも選ばれた老舗喫茶店で味わう逸品から、個性が光る進化系ナポリタンまで、注目のメニューが続々登場します。
老舗喫茶の山盛りナポリタン 隠し味は…
「てっぱんのスパゲッティ新宿センタービル店」では、熱々の鉄板の上のナポリタンにチェダーやカマンベールを使ったソースをかけた、濃厚でクリーミーな「チーズナポリタン」(1090円)。
まさにこれは、“絡めるナポリタン”です。いま、ナポリタンの可能性はさらに広がっています。
まずは東京・神保町にある、昭和58年(1983年)創業の喫茶店「さぼうる2」です。一歩足を踏み入れれば、昭和にタイムスリップしたかのような店内。
お客さんの約7割が注文するという看板メニューが、昔ながらの「ナポリタン」(1000円)です。お皿に山のように盛られていますが、これで普通サイズです。
山盛りナポリタンは、店内のあちこちで湯気を立てながらお客さんの口の中へ。
お客さん
「100点だと思います。とてもおいしい」
お客さん
「僕が大学のときから近くの喫茶店で食べていたような、ザ・ナポリタンという感じ。昔ながらの」
気になる調理方法を見せてもらいました。
具材はタマネギ、マッシュルーム、ピーマン、ベーコンにソーセージ。バターではなく、マーガリンで炒めるのが昔から変わらぬ味のポイントです。
お次は麺。茹でてから半日以上寝かせることで、もちもち食感に。
王道ナポリタンに欠かせない隠し味は、白ワイン。さわやかな酸味をプラスします。そこへ、自家製トマトソースとケチャップを投入。しっかり炒めることで、ケチャップの酸味がとび、甘味が出てくるのだそう。
ちなみに、家庭用コンロで作る際のコツは?
さぼうる2 本橋治 チーフ
「中火とか弱火でやるとそのままベタッとするので、強火でなるべく短時間でやっていただくといい」
昭和から愛され続けるナポリタン。令和の今も、多くの人がその味を求めてやってきます。
「シメ」までがセットの“飲めるナポリタン”とは?
一方、型にハマらない“個性派ナポリタン”も大人気。
ランチ時には行列が絶えない、千葉県松戸市のスープパスタ専門店「スパゲティ食堂 ズッパ 松戸本店」で器からあふれんばかりに盛られていたのは「目玉焼きナポリタン」(1350円)です。
スパゲティ食堂 ズッパ 松戸本店 安西康一 店長
「自家製のトマトソースと特製ケチャップをスープで煮込んで、目玉焼きをのせて召し上がっていただくナポリタン。“飲めるナポリタン”ですね」
白いシャツでも気にしない!“飲めるナポリタン”に、お客さんの手が止まりません。
野菜とハーブのコクと旨みが詰まったスープは、あっさり食べられるそうで…。
お客さん
「また違った感じのナポリタン。スープとも合っておいしかった」
このナポリタン、実はまだ終わりません。
お客さん
「リゾットお願いします」
無料でご飯を注文でき(通常1杯)、スープに入れて混ぜれば、リゾットのできあがり。ナポリタンなのに、シメまで楽しめます。
新米の時期限定で、ご飯がおかわりし放題。スープを余すことなく味わえます。
“個性派ナポリタン”のシェフが教える! おうち用アレンジレシピ
ケチャップの香りに引き寄せられ続いてやってきたのは、東京・新橋の「ビストロ・ソングラム」。
連日あっという間に売り切れとなる、個性派ナポリタンを発見しました。
その名も「大人のモツナポリタン」(1200円、25食・ランチタイム限定)です。
てっぺんにどっしり構えるのは、牛ホルモンのシマチョウ。
牛や豚など5種類のモツやお肉を、ケチャップとチリパウダーなどのスパイスで煮込んだピリ辛ソース。
ナポリタンにモツとは、ちょっと意外な組み合わせですが…。
お客さん
「すごく食感もいいし、クセになりますね」
お客さん
「麺食べるよりもモツ食べてる感じはある」
この日は、開店から40分で完売。
そんな大人気の個性派ナポリタンを作るシェフに、家で余ったときに簡単に真似できるアレンジレシピを教えてもらいました。
【おうちナポリタン簡単“味変術”】
▼ナポリタン
▼具材(お好み)
▼ご飯
▼卵
▼ケチャップ
▼マヨネーズ
ちょい足しするのは、なんとご飯と卵。
まずはご飯を炒めます。お好みで具材を入れてもOKです。
そこに加えるのは、細かく刻んだナポリタン。“追いケチャップ”をし、なじむまで炒めればベースは完成です。
続いて、溶き卵を半熟程度の薄焼きに。それを、お布団のようにナポリタンの上へ。
最後に、ケチャップとマヨネーズをかければ「オムそば風ナポリタン」のできあがりです。
ごはんとナポリタンが合体すると…?
Nスタスタッフ
「ナポリタンの歯ごたえがしっかりあり、ご飯と卵とも相性いいです」
ホワイトソースが準備できる場合は、粗くカットしたナポリタンとケチャップと一緒に3層にして重ね、チーズをのせてオーブンで焼けば「グラタン風ナポリタン」にも早変わりします。
世代を超えて愛されるナポリタン。この秋、食べてみてはいかがでしょうか。
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