E START

E START トップページ > ニュース > 海外 > ミャンマー国境の特殊詐欺拠点 犯罪集団が拠点を各地に移動か 日本人含む外国人が連行されている可能性も

ミャンマー国境の特殊詐欺拠点 犯罪集団が拠点を各地に移動か 日本人含む外国人が連行されている可能性も

海外
2025-02-26 17:48

ミャンマー国境で、多くの外国人が特殊詐欺を強要されている問題で、犯罪集団が拠点を各地に移動させているとみられることが分かりました。日本人を含む外国人が連れて行かれている可能性もあるということです。


タイの国境近くの街、メーソート。


記者
「ミャンマーの詐欺拠点を警戒するタイ軍の兵士らが、検問を強化しています」


タイ軍の兵士らが連日、外国人観光客をチェックしていて、きょうは日本人と名乗る男性もタイ軍に事情を聴かれました。


関係者によりますと、タイ軍は男性が人身売買の被害者か、あるいは詐欺集団に関与している可能性が考えられるとして、国境の街から離れるよう指示したということです。


日本人20人以上がいるとみられるミャンマーの特殊詐欺拠点。


“詐欺拠点の一掃”を宣言している現地の少数民族武装勢力「国境警備隊」などは、監禁されていた外国人の解放を進めていて、タイ政府もミャンマー側への電力や、通信、燃料の供給を遮断して対策を強化しています。


こうしたなか…


記者
「犯罪組織の中国人幹部らが、拠点を移動させている可能性があることが分かりました」


タイ軍関係者によりますと、詐欺拠点が集まる地区から15キロほど離れた場所で建築工事が進んでいる新たな拠点には最近、武装勢力の捜索を逃れた中国系のグループが移ってきたということです。


記者
「対岸からエンジン音が聞こえてくるのですが、これはタイ側から電気を止められているため、発電機を回している音だということです」


犯罪集団は移転先でも詐欺を続けていて、監禁していた外国人も移動させていると考えられています。


タイ側の警備が強化されていない、さらに南の国境沿いにも拠点が築かれているとみられ、今月、現地の少数民族武装勢力が中国人らを拘束しています。


また、中国系犯罪集団の一大拠点があるカンボジアにも、ミャンマーから組織が流れている可能性があるということです。


日本の高校生をミャンマーの詐欺拠点に連れ去った疑いがある藤沼登夢容疑者も、今月、タイ当局に拘束された際、ミャンマーからタイを経由してカンボジアに移動する途中だったとみられています。


タイ当局は、日本人を含む多くの外国人らが各地で詐欺を強要されているとみて調べています。


スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】
「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】
【検証】「布団の上に毛布」が暖かい説 毛布は布団の「上」か「下」か 毛布の正しい使い方【Nスタ解説】


情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

人気記事

ページの先頭へ