GMOは不正アクセス問題の犯人の特定につながる情報に、懸賞金約1億5000万円を支払うと発表しました。
【写真で見る】GMOが展開する「お名前.comデスクトップクラウド」の状況は…
GMO “身代金”要求には応じず ハッカー側からは新たな声明も
事態は新たな局面を迎えています。
サイバー攻撃で利用者に実害の出ているGMOインターネットグループ。ハッカー側はGMOに対し…
ハッカー側
「27日正午(日本時間)までに 我々が要求する100万ドル($1M)を支払えば、顧客に対するランサムウェア攻撃や、その他の情報公開は行わない」
27日正午を期限に日本円で約1億6000万円の“身代金”を要求していました。これに対し、GMO側は要求に応じていません。
GMOインターネットグループが提供するサーバーを利用し、FX取引をしていた30代の被害女性は、不安な日々を過ごしています。
ハッカーによる不正取引の影響で、約120万円の被害を受けています。
GMO不正アクセスの被害者
「きのうもだが、ここ数日、本当に睡眠が取れてない状態。不安な毎日を過ごしている。いつまでこの状態で、この気持ちで過ごしたらいいのか」
そして、ハッカー側からは新たな声明が出されました。
個人情報公開「次は自分かも」 ハッカー側の「狙い」専門家が分析
ハッカー側
「我々はすでに正午を期限として提示したが、GMOは交渉に一切応じていない。したがって、予告通り個人情報を公開する」
ハッカー側が27日、1人の“個人情報”とされるものを公開。そこには、名前や住所、電話番号のほか、ウェブサイトの閲覧履歴などの情報も含まれていました。
さらに、ハッカー側は…
ハッカー側
「毎日この時刻(正午)に、分析が完了したものから順次公開していく」
GMOが“身代金”の支払いに応じなければ、今後も個人情報を公開していくとしています。
ハッカー側による今回の行動を受け、利用者は…
GMO不正アクセスの被害者
「次は自分かもしれないという不安を、いつまで抱えて過ごしたらいいのか。その人の人生が変えられてしまう、とても大変なこと。(ハッカー側が)何を目的でやっているのかよくわからない」
サイバーセキュリティの専門家は、ハッカー側の狙いについてこう分析します。
S&J 三輪信雄 社長
「『少しずつ個人情報を公開するぞ』と見せつけ、プレッシャーをかけ続けているフェーズ」
不正アクセス 情報を抜き取った手口とは?
実際、不正アクセスはどのようにして行われたのか。
専門家によると、GMOが展開する「お名前.comデスクトップクラウド」では、利用者がサーバーを借りて、そこでFXの取引を行っていました。
通常であれば、「サーバー」と「自宅のパソコン」は壁で仕切られ、やりとりできる情報は“制限”されるべきですが、「お名前.comデスクトップクラウド」では、「サーバー」から「自宅のパソコン」の中身を自由に見たり、いじったりできる設定になっていました。
そのため、ハッカーがサーバーを乗っ取った際、「サーバー」を通して利用者のパソコンなどから情報を抜き取ることができたのだといいます。
では、攻撃を仕掛けているのはどんな組織で、どんな人物なのか。これまでの犯行グループとは異なる特徴があると指摘します。
S&J 三輪信雄 社長
「プロとしてお金をとることにフォーカスするのであれば、合理的に行動する。(相手が)お金を払うように。それ以外のことはしない。そういうところを見ると、洗練されたハッカーグループというイメージからは大きく外れる。
FXの仮想サーバーに対して、あれだけの被害をおこして、いちユーザのパソコンのデータを全部吸い出して、プロファイリングするところは高い技術力も感じる。アンバランスさが非常に際立つ」
対応に追われるGMO 犯人の特定 につながる情報に懸賞金
GMOは27日夜、犯人の特定につながる情報に対し、総額で最大100万ドル、日本円で約1億5000万円の懸賞金を支払うと発表しました。
28日正午から、専用窓口を開設するとしています。
また、公開された情報にアクセスすると攻撃者に記録を取られるため、アクセスしないよう呼び掛けているほか、情報を拡散しないよう求めています。
警視庁も不正アクセス禁止法違反の疑いなどで捜査していることが捜査関係者への取材で分かりました。
・10歳若返る?「ジャパニーズウォーキング」…“1日30分”で1万歩歩くよりも効果的 道具いらずで海外で話題【Nスタ解説】
・40代から増加「脳梗塞」の初期症状は?「倒れてからじゃ遅い」早期発見のカギ「BE FAST」とは【ひるおび】
・「インフルにかかる人・かからない人の違いは?」「医師はどう予防?」インフルエンザの疑問を専門家に聞く【ひるおび】
